【書評】100円のコーラを1000円で売る方法

2012年8月7日のWeb担当者フォーラムの編集長ブログの中で、1冊の書籍が紹介されていました。
面白そうだったので、購入し読んでみた所、非常に勉強になりました。
お盆期間中の更新、2冊目の書評は「100円のコーラを1000円で売る方法」です。

マーケティングについて、非常に分かりやすく、物語風に紹介されており、読みやすかったので、これから、勉強される方には特にお勧めです。

ビジネスでやってしまいがちな失敗が分かりやすく載っている

「お客様が言ったから」とか「他社が○○円で同じサービスを提供している」といった事は、仕事をしていると良く聞きます。

そして、その後に続く台詞は「だから、うちも、他社にならって、○○をしなければ、これからの時代、うちも生き残っていけない。」だったりします。
この台詞の中には、他社や、うち(自社)は出て来ますが、顧客という言葉は出て来ません。

この値引きや価値提供は、自社や他社は見ていますが、顧客は見ていない事の典型です。
最も多い失敗であり、もっともやってはいけない失敗だと思っています。

書籍の中では、会計ソフトを提供している企業が舞台となって紹介されていますが、マーケティング部門がきっちりと、動いており、会社の舵取りを行っています。

顧客近視眼的になりがちな営業現場の企業修正を、理詰めで、正しい方向へ導いている様に感じます。

僕は、Webマーケティングに携わっておりますので、本の中とは言え、正しくマーケティング部門が稼働している組織は単純に羨ましく思いました。
ただ、正しく稼働している中で、矛盾が生じない様に、その理論は正しく使われているな、と感じました。

全部で10章に分かれて、事例を出しつつ、マーケティングの事例や、理論、用語の説明がなされていますが、とても分かりやすいです。

コトラーの理論が、多数使われていますので、コトラーのマーケティング理論の書籍を読んでいる方には、少し物足りない部分もあるかも知れませんが、噛み砕いて説明している本書は、人に伝えるときにどうしたら良いのか?という部分の参考にもなると思います。
もちろん、コトラー以外の理論や、内容も多数使われています。

復習や、これから学び始める方に最適な1冊

僕は、2日かからずに読み終わりました。
内容が薄い訳ではありませんが、読みやすく、とても理解しやすいと感じました。
読み進めて、ちょっと戻って読み直して、という作業は、1度もせずに読み切る事が出来ました。

この手の本は、リズムが大切だと思いますが、そういった事が考えられていると思います。
文章能力と、マーケティングに関する深い理解の為せる技術ですね。

そういった書籍ですので、マーケティングを学ぶための最初の1冊にも最適だと思いますし、仕事でマーケティングを行い、勉強してきた方には、復習の為の1冊にも最適だと思います。
マーケティング部門の方は、営業の方との衝突も含めて、たくさんの「あるある」が載っていると思います。

また、お勧めの使い方なのですが、書籍の最期に参考書籍が掲載されています。
この本の各章の、元になっている理論が掲載されている本が紹介されています。

どの本も非常に有名ですので、この本をきっかけに次のステップに進むきっかけにして頂くのが良いかと思います。
僕は、コトラーやドラッガーが好きで、読んでいましたが、知らない本もありました。
そういった本は、今後購入しつつ、読んでみようと思います。

この様に、芋づる式に良書のリレーが続きますので、最初の1冊には最適だと思います。

今回の記事のまとめ

SEOや、Webマーケティングの書籍ではありませんが、面白そうだと感じましたので紹介しました。
実際、読んでみて、考えさせられる内容があり、復習になる内容があり、とても良い本でした。
また、参考書籍に面白そうな本が多かったので、ポイントが高かったです。
良書から良書へのリレーは、知識の習得の近道にもなります。

Web担当者フォーラムの安田編集長のブログ記事は以下です。
カスタマー・マイオピアから脱却すべし:客は神様ではないし間違いも多々ある


100円のコーラを1000円で売る方法
100円のコーラを1000円で売る方法

著者:永井 孝尚
出版社:中経出版
発売日:2011/11/29


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