対応後の順位推移

久々の事例報告になります。
実は今回の事例に関しては私にも消化不良の部分がありまして、明確に何が効果的だったか分かっていない部分があります。

ただ、結果的にサイト施工後少ししてから順位が回復し始めましたので、私の予想も交えながらご報告をさせて頂きます。

対象サイト概要

・対象サイトジャンル
某BtoB系の企業サイト(サイト名などはゴメンナサイ!!)

・キーワード
商品名単一ワード(ざっくりとですが[小型削岩機]みたいな感じです)

・インデックス数
約40ページ(施工時)
英語ページの方がsite:検索で上位表示されていました。

・サイトの特徴
英語ページと日本語ページがディレクリで分けて存在している。
モバイル向けページがディレクトリで分けて存在している。

・SEO発注経緯
インハウスでサイト制作をしておりSEO業者へ発注した事は無いとの事。
サイトを作って数年が経っても自社の商品名で検索してもヒットせず、重大な問題が無いか心配になってSEO会社への依頼となったとの事です。
あまり競合が多くないのに、全く表示されないのは何故だろう?と思っていた様子です。

SEOの事前調査内容

私の方で状況把握のために、商品名や商品名を含む複合ワードで検索を行いましたが、確かにお客様のサイトは出てきませんでした。順位チェックをしても100位圏外の状況です。
インデックスは正常にされていた為、不思議に思っていました。

念のためOpenSiteExplorerを使用し被リンク状況もチェックしました。
あまり数は多くありませんでしたが、会社名でいくつか被リンクは受けている様子でした。

サイトの構造ですが、リッチコンテンツが多様されている訳でも無くごく普通の企業サイトの様に見えました。
HTMLのコードもシンプルでキレイでしたし、隠しテキストの使用、ページ内に意図的に多くののキーワード入れこんでいる状況もありませんでした。

つまりこれと言って自社商品名で順位が上がらない(というかヒットしない)理由が分からない状況でした。
SEOは細かな状況が重なって順位が出ない可能性も十分考えられるので、細かな部分の最適化は行いました。

■主なサイト内最適化項目

  • サイト内部最適化対応箇所
  • h1タグの設置(ページの大見出しを作成し設置しました)
  • 画像のalt属性に説明文章を入力(一部、画像が空altだった箇所を修正)
  • 内部リンクの記述をindex.html有と無が混在していた状況(内部リンクの修正)
  • robots.txtの設置
  • sitemap.xmlの更新とWMTからの送信(モバイルサイト用の記述も入れ込みました)

念のため同時にウェブマスターツールから再審査リクエストも同時に行い返信がありました。

サイトを確認いたしましたが、Google Webspam チームではサイトの掲載順位に影響するような手動での対応は行っておりませんでした。この掲載順位に関する問題は Webspam チームの対応との関連性はありませんので、サイトの再審査リクエストをお送りいただく必要はありません。

なお、その他の問題がサイトの掲載順位に影響することがあります。検索結果の掲載順位は、アルゴリズムと呼ばれる一連の数式を使用して Google のコンピュータが決定します。Google では毎年、検索アルゴリズムに多くの改良を加え、ページの掲載順位には 200 以上のさまざまな情報が反映されています。Google では最良の検索結果を提供するため常に更新を行っているため、Google のアルゴリズムが変わったり、ウェブサイト(あなたのサイトを含む)を変更することで掲載順位が変化する場合があります。

Google の検索結果でサイトの掲載順位が変わり、単なるアルゴリズムの変更が原因ではないと思われる場合は、その他の原因として、サイトのコンテンツ、コンテンツ管理システム、サーバー構成などに大きな変更がなかったか調査することをおすすめします。たとえば、Googlebot がサーバー上のページにアクセスできない場合や、サイトで大部分のページの URL を変えた場合は、サイトの掲載順位が下がることがあります。検索結果の上位にサイトが表示されないその他の原因については、こちらの記事をご覧ください。

問題が解決しない場合は、ウェブマスター ヘルプフォーラムをご覧ください。

よろしくお願いいたします。

Google サーチ クオリティ チーム

という、正当な評価に基づく順位ですという返答が2日後にありました。(早い!)

ヤバイ、原因が分からない!と思っていましたが…

八方塞がりで困っていましたが、
念のためWMTの[Fetch as Googlebot]を使用しクローラーから見えるページの状況を確認した所、何と日本語ページが文字化けしている状況でした。。

※参考記事(WMTの[Fetch as Googlebot]でクローラーからページがどう見えているか確認する方法)
【ウェブマスターツール】Fetch as Googlebot利用のススメ

単純な事でしたが気付くまで2日間を要してしまいました。。
頭を過るべき事項だったのですが、怖い事にスルーしてしまっていました。
反省ですね。
何よりブラウザで文字化けしていないからと言って文字コードに問題無いとは限らないですもんね。(情弱みたいな事を言ってますけどw)

英語ページの方が評価が高かったのでサイトの文字コードを確認した所、

・英語ページ
<meta http-equiv=”content-type” content=”text/html;charset=utf-8″>

・日本語ページ
<meta http-equiv=”Content-Type” content=”text/html; charset=Shift_JIS”>

という状況でしたので、
全ページの文字コードを
<meta http-equiv=”content-type” content=”text/html;charset=utf-8″>
へ統一しました。

対応後の経過

上記の対応後、数週間で順位が一気に上がりました。
一時的なものでないかを確認する為に、一応、様子を見ていますが現在の所、順位が落ちる様子はありません。

対応後の順位推移

今回のまとめ

私の中では文字コードが大きな原因だったのだろう!と思っているのですが、この時期に色々な順位変動が起こっているので、正直、何が良かったのかが分からない状況です。
なので、記事タイトルに「?」が付いています。
文字コードの問題が長くサイト運用していて気付かない事なんてあるのかな、と。

どちらにしても、意外と文字コードのチェックについて触れているSEO関連のブログが少ないな、と感じましたので(ゴメンナサイ、私が知らないだけかも知れません)今回は私のグズグズの対応事例でも何かのお役に立てればと思い事例報告とさせて頂きました。

※本ブログに記載されている情報は、私の見解に基づく場合が多々ございます。
 掲載記事を参考にした事による損害については、その責任を負いかねます。
 自己責任で、掲載情報を参考にして頂ければと思います。