Googleウェブマスターツールの「検索クエリ」レポートからは、サイトにどういったキーワードでのトラフィックがあるのか?
実際に流入は無くても、どういったキーワードで検索された際に、検索結果に表示されているのか?といった事が分かります。

今回は、検索クエリのデータの活用方法について解説したいと思います。

「検索クエリ」は役立つデータ

実際に流入しなかったキーワードを見ることが出来たり、そのキーワードのCTRが見ることが出来るので、SEOを行う上では結構重宝するデータの1つです。

実際に流入したキーワードだけを見てみても、そのキーワードが何回表示された内の、どれくらい流入したのか?までは分かりません。
かなりのトラフィックがあるキーワードだと思っていたが、検索表示回数から比較するとCTRが極端に低く、改善の余地がある可能性もあります。

こういった損失を無くす為にも、検索クエリのデータは活用する事が出来ます。

Googleウェブマスターツール「検索クエリ」データダウンロード方法

ウェブマスターツールのトラフィックをクリックし、検索クエリをクリックします。
検索クエリ選択

折れ線グラフの下の「このテーブルをダウンロード」をクリックします。
グラフデータをダウンロード選択

ダウンロードの形式を選びます。
CSVでダウンロードした場合は、エクセルなどで開くことが可能です。
Googleドキュメントの場合は、ブラウザでのデータ加工が可能で、文字化けの心配がありません。
ダウンロード形式を選択

CSVでダウンロードした場合は、文字コードの変換が可能なエディタなどで開いて、文字コードをShift-Jisなどへ変更して保存するとエクセルで開いても文字化けしなくなります。

「検索クエリ」データ活用方法

実際の作業は結構地味なのですが、ご自身のサイトに流入しているキーワードの中で重要なもの、もしくはコンバージョンしやすいと思われるキーワードなどを抜き出し、実際に検索してみます。
そのキーワードを検索結果で見ると、ランディングページや、タイトル、スニペットの確認が可能です。

もしCTRが低い場合は、ランディングページのtitleタグ、descriptionの修正を行います。
テストが必要なので、修正した場合は、その後どう変化したか?を必ず確認します。

もし、検索キーワードがtitleタグに含まれていない場合は、キーワードを入れるだけで、順位自体が大きく向上する事も少なくありません。
順位の向上は、当然CTRの向上に直結しますので行なっておきましょう。

ただし、別のキーワードでもランディングしている場合などで、明らかにもう一方の方が、キーワードとして優れていると感じた場合は、必ずしも修正を行う必要はありません。

1つのページにランディングするキーワードは複数である場合が多いと思いますので、そのキーワード群からユーザーニーズや傾向を探り、ベストなtitleタグ、含ませるキーワードを決める事も大切でしょう。
とても良いコンテンツなのに、検索キーワードとのマッチしていない為に、あまり見られていない場合にも有効です。

また、そのキーワードにハマるコンテンツがサイトにない事もあります。
そういう場合はサイトにコンテンツを1つ追加するのも良いでしょう。

検索クエリは、サイトの外にあるニーズの塊です。
意外な入れ食いキーワードが発掘できる事もあるので、とにかく深堀りして使いまくってみる事をお勧めします。

情報サイトの場合など、途方も無い数の検索クエリがあると思いますが、ある程度軸になっているキーワードを決めてキーワードとサイトのマッチングを高めるだけで、お手軽に検索トラフィックを増やすことが可能です。
順位の向上は難しい事が多いですが、CTRの向上は地道な対応で可能だったりします。

平均掲載順位の注意点

平均掲載順位が、100位以下なのにデータに含まれている場合や、実際に検索すると平均検索順位より大きく下回っている順位の場合があります。
これらの場合に、最も多く考えられる事は、パーソナライズ検索です。
何度も、サイトを訪れているユーザーが検索した場合、通常の検索結果とは異なり、何度も訪れているサイトが優先的に上位表示される場合があります。

この検索クエリデータの平均掲載順位は、パーソナライズも含めた検索順位なので覚えておきましょう。

それ以外にも実際の数値と異なる要因はあります。
参考になる記事を2つ紹介しますので、覚えておきましょう。

参考

今回の記事のまとめ

コンテンツを少しでも多く露出させる事もSEOでは大切な作業の1つだと思います。
地道ではありますが、サイトを運営していて得られた貴重なデータである事には変わりありませんので、サイトをより活かすためにも活用したいですね。

地道な作業は、意外と他の人がやっていない部分だったりするのでチャンスになるも多いです。

僕自身、たまにブログネタに詰まった時も、この検索クエリに助けてもらっています。
検索クエリを見て書いた記事は、順調に検索トラフィックを生んでくれることが多いと感じています。

※本ブログに記載されている情報は、私の見解に基づく場合が多々ございます。
 掲載記事を参考にした事による損害については、その責任を負いかねます。
 自己責任で、掲載情報を参考にして頂ければと思います。