何度かブログ内でも触れておりましたが、
私は前職まではWebディレクターとしてサイトの制作をしておりました。
その時の事を思い出しながら実はSEO的には重要だった、という部分を書き綴りたいと思います。
誤解の無いように先に書いておきますが制作会社をバカにしている訳ではありません。
以下は私が知らずにやってしまっていた事例になります。

titleタグにキーワードを入れない

SEOを生業とする方であればtitleタグは重要という認識がある為、
慎重に選んでtitleタグを考えると思うのですがサイト制作の現場では度々、
会社名のみ、サイト名のみをtitleタグに入れていました。
恥ずかしながらキーワードを入れた方が良い、何て発想は全くありませんでした。
何て勿体無い事をしていたんだろう、と思います。

現在サイト制作にに携わっている賢明な皆様は、
そのページを表す適切なtitleタグを設定するという事を忘れず行なって下さい。
出来れば全角34文字以内で、さりげなくキーワードを含めた自然な文章が好ましいと思います。

titleタグ、META descriptionの重複を気にしない

そもそも、重複してはダメだという発想すらありませんでした。
もちろんデザインやユーザビリティにはこだわっていましたがヘッダータグにこだわっていた記憶はありません。
見えない部分だし、どうでも良いだろう、と思っていました。
正直、見た目がお洒落なコンテンツを作れば勝手に流入は増えるだろう、
という事を
ツィッターもFacebookも無い時代から考えていました。
ある意味、潔かったのかも知れません。。

ウェブマスターツールを見て頂くとお分かりになるかと思いますが、
titleタグやdescriptionの重複は警告として表示されますのでクローラビリティ的にも好ましくありません。
そのページを表すテキストを重複しない様に設定して下さい。

robots.txtやsitemap.xmlを設置しない

正確には優先度が低かったので後回しにして忘れてしまう、という事が多かったです。

クローラーを制御する為の大切な設定ですので、しっかりと対策しましょう。
robots.txtはウェブマスターツールから作成可能ですし、sitemap.xmlも作成用のツールがあります。
作成したsitemap.xmlはウェブマスターツールから送信しましょう。

デザインを優先し隠しテキストを使ってしまう

これがSEOではNGだった事に最も驚いたのですが、CSSを使用して画面外へテキストを隠したりする事はNGだとは思いませんでした。
デザインを保ちつつ画像の意味も残せるので手軽な方法として使っている時期もありました。

隠しテキストに関してはウェブマスターツールにも記載の通りガイドライン違反です。
画像にはalt属性を使用しましょう。

結論

長くなりましたがWeb制作者としてはサイトの見た目やコンテンツにはこだわりますが知らずにSEO的にNGな事をしてしまっています。
これはSEO会社と制作会社でこだわる箇所が違う為に発生してしまう仕方がない問題だと思います。
制作会社はGoogleのガイドラインよりも優れたWebデザインについて力を入れて研究するべきですし、SEO会社は制作会社が作った意味を考え理解しながらインタラクティブなコンテンツをデザインを保ったまま最適化する手法を研究すべきです。

Web制作もSEOも、まだまだ進化を続けています。
それぞれの分野に特化したサービスを提供出来るように協力しあって行く必要がありますね。

今回紹介した項目は私がSEOに携わる様になってから多く施工した部分とも重なっています。
何だか懐かしい気持ちで内部修正対応をしています。

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