2013年5月22日にペンギンアップデート2.0が行われました。
大きな変動が起こる、と予告されていた割りには変動が小さくて、子ペンギンが来た程度の変動だった気がします。
これは、日本だけではなく、世界的にもそうだった様子でSEO業界が何となく「あれ?終わり?」という空気になっていました。

ペンギンアップデート2.0で微妙に影響を受けたサイトも

気になるサイトを定期観測していたり、昨年のペンギンで影響があったサイトを見ていましたが、殆どのサイトは大きな動きがありませんでした。
ただ、動きが全く無かった訳ではなく、一部のキーワードで上位表示していたサイトが圏外まで飛んでいってしまったりしているのも確認しています。

バックリンクが分かりやすい海外サイトのキーワードリンクだったので、予想通りといえば予想通りでした。
今まで大丈夫だった事も凄いですね。

もう1点、気になる動きをしているサイトがいくつかありました。
2012年4月25日に初代ペンギンアップデートが導入された際に、影響を受けて圏外に飛び立ってしまったサイトの状況をずっと見ていたのですが、今回のペンギンアップデートで、少しだけ順位が戻っていました。

圏外から50位台に戻った程度ですし、それほど影響がある様な動きでは無いのですが、今まで全く順位が動かなかったサイトなので、少し驚きました。

初代ペンギンアップデートに捕捉された後、不自然なバックリンクを削除する程度の対応しかしておらず放置している状態でしたので仕方がないと言えば仕方がないサイトとも言えますが。。

ペンギンアップデートとは?

そのそも、ペンギンアップデートは何でしょうか?
少しおさらいしておきます。

2012年4月24日に初めて導入され、英語クエリの約3.1%に影響を与えた、と言われています。
今回のアップデートでは2.3%でした。
パンダアップデート(初代は11.8%)に比べると小さな影響しかありませんが、主に過剰SEOやリンクスパムに大きな影響がある、とされているアップデートです。

  • キーワードの詰め込み
  • PageRankを操作する目的のリンク
  • 過剰相互リンク
  • リンク売買

などを取り締まる(無効化する)とされています。

ただ、必ずしも上記の様なテクニックについて捕捉できているか?というと、そうでもありません。
先週のアップデートを見た限りでは、あまり精度は高くないアップデートなのかな?とすら思えます。

色々なサイトを見ていると、これもセーフなんだ。。と思えるサイトが多すぎます。
SEMリサーチさんがGoogleペンギンアップデート2.0 傾向と対策という記事を書いていますが「今までこれがセーフだったんだ」とビックリする様なものもあります。

完璧なアルゴリズムは存在しないですし、今回もGoogleの中では一定の効果はあった、という評価になっているのかどうか?は分かりませんが、今後も実施されるそうですので、少しずつ影響が出てくるかも知れません。

個人的にはペンギンアップデートと別に実施予定のリンクスパム対応のアップデートの方が気になります。

Googleが他サイトからのリンクによって差を付ける、という考え方に則って検索サービスを提供している以上、リンクスパムとの戦いになるのは必然とも言えますからね。

既に有用なペンギンアップデート関連の情報は出揃っています

ペンギンアップデートが実施された事で、速報性のあるサイトは既にその情報を配信しています。
まとめ情報になりますので、見逃しているものが無いか、確認して下さい。

今回の記事のまとめ

パンダ・アップデートに比べると地味な印象があるペンギンアップデートですが、小さな変動しか観測されなかった、とは言え、影響はゼロではありませんでした。

書いていませんでしたが、僕は初代ペンギンアップデートで影響を受けた事があります。。
失敗から学べる事も沢山ありましたし、リスクを取る、というのはどういう事か?というのを身を持って知ることになった貴重な体験とも言えます。

今回大丈夫だったからと言って、次に大丈夫だ、という保証はありません。
ご自身のサイトがある場合は、油断せずリンクの調査などをオススメします。

今回、影響を受けた方は、これをバネに色々な事を学び、リスクとの付き合い方、リスクを回避する方法について学んで頂ければ、と思います。
転んだだけで終わるのは勿体ないです。

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