SEO業者が受注までに行うべき対応2点と必要なスキル

私はSEOディレクターとして基本的にバックオフィスで仕事をしていますが、わりとフロントサイドに近い所で仕事をしています。
ただ、エンジニアと施工方針を決めたり技術的な相談をしたり、また、最前線でお客様の対応にあたる営業サポートも必要になります。

まぁ要するに板挟みなんですけどパイプ役というか、相談される係というか、そんなポジションに居る訳です。

SEOディレクターの仕事

そんなポジションで仕事をしていると、受注前の段階からお客様のサイトをチェックして見込を出したり、自社ならでは強みや売りなんかを提案できるように、営業スタッフへ説明する事が多くあります。
逆に営業スタッフからは、お客様からヒアリングした与件を聞いて実現可能性を話したり、お客様の希望を叶えるのが難しい場合は代替案を提案する必要もあります。

今回はその為に必要な能力と、提案から受注開始時までに最低限行うべき内容を2点、記載しておきます。

※物凄く長くなってしまいました。2回に分ければ良かったと反省しています。。

お客様に最適な提案を伝える

最適な提案と、ざっくり記載しましたが、これを全て説明するとかなりの長さになりますので、最も良く使うと思われるキーワード提案に絞って解説します。

例えば、転職関連のサイトを運営しているお客様から
「[転職]というキーワードで1位にして欲しいって言われたんですけど出来ますか?」
と質問をされる事があったとします。

ちなみに、この段階で出来るか出来ないか、なんて事を考える様では少し勉強不足です。
SEOは絶対に○○位になります、なんて約束は出来ません。
ここはしっかりとお客様へ説明をしてもらう必要があります。
Googleでもなければ意図的な順位操作は不可能です。

話を戻しますが、[転職]の様な競合数が多いビッグキーワードの場合は1位を取る為には相当な時間と労力が必要になるのは間違いありません。
それでも1位になるかどうかなんて分かりませんし、なったとしても1週間ほどで一気に順位が下落し、その後、2度と順位が上昇しなかった、なんて事も十分考えられます。
難易度の高いキーワードであるほど順位の安定が難しいのはSEO業界では常識です。
その辺りを営業スタッフと共通の認識として持つ必要があります。

ここからは社内で営業スタッフと提案の軸を決める為の話し合いを行います。
具体的には、
「何故、お客様は[転職]で1位になりたいの?」
「お客様のサイトを見たらIT系の転職に強いみたいだけど[転職 IT]といった掛け合わせキーワードでは上位に来ていないね。サイトを見たら○○の部分が弱くてサイトの良さを伝えきれていないみたいだから、まずは強みを伸ばす所から初めてみる提案をしてみたらどうだろう?」
と言った事を話し合います。

上記の様な話し合いを元に、お客様へ妥当性の説明とご提案を行います。
場合によっては更に与件を引き出すためのヒアリングを依頼します。

可能性が低いものを請け負ってお客様へ損失を被らせてしまう訳には行きませんから、ここは慎重に行う必要があります。
提案をする側としては
SEOをする事でCV(売上・成果)へ結びつくかどうか?
といった所も判断出来るような営業的なセンスも必要です。

SEO会社に言われたからサイトを改善したけれども何の売上向上に結び付かなかった
というのは解約・離反の理由としてはかなり多いのでは無いでしょうか?
こういった事を防ぐ為にもきっちりと提案内容は詰めておきましょう。
順位が成果指標の場合、せっかく順位が上がって安定しているのに解約になったりすると悲しいですよね。

以前にSEO会社を使っていたかどうかを確認する

これは、営業スタッフにヒアリング段階でお願いしていますが、
お客様サイトが必ずしも内製している訳では無く、制作会社に外注に出していてSEOをしていたかどうかが分からない。
SEOはやっていない、とお客様は仰っていたが外注先の制作会社が勝手にやっていた、というパターンもあります。

何故、これを確認する必要があるのかと言うと、
以前、私が担当した案件で、SEOは全くやっていない、という言葉を信じて、特に調査もせずにSEOのサービスを開始した少し後にウェブマスターツールに被リンクの警告が届いた事がありました。
全く身に覚えのない警告だったので面食らってしまいましたが調査してみた所、明らかに有料リンクだと思われるリンクが付いていました。
ただ、お客様からすると、SEO会社を利用するのは今回が初めてだ、という認識なので、
お宅のやり方が悪かったんだろう!と思われてしまい、
説明しても中々ご理解を頂けなかった、なんて事がありました。

最近、被リンク警告が増加しているという事もありますので、受注前に自分の手でしっかりとリンク状況も含めたサイトチェックを怠ってはいけません。

これを行う事で自社を守る事にもなりますし、お客様との関係を拗らせない為にも必要な作業だと思います。
内部修正や改善提案などを実施してもらう為には、お客様との良好な関係は不可欠です。
SEOの品質に影響する部分ですから、出鼻を挫く様な事の内容に注意しましょう。

また、お客様のサイトを受注前に知っておく事で、エンジニアと情報を共有し施工がスムーズに行くという利点もあります。
ディレクターはサイトを見て自分の考えた施工方針をエンジニアに伝えて形にしてもらう必要もあるのです。

今回の記事のまとめ

今回はSEOディレクターという職種の立ち位置がイマイチ理解出来ない方も居るのでは無いかと思い記事にしました。
記載した通り、受注前のお客様サイトを最も調査し知る立場にありますので、提案内容のアドバイスやエンジニアとの技術的なやり取りを行う為に尽力する必要があるポジションだと思っています。

お客様のサイトを受注前から注意深く観察するのはとても大切で、SEOのトレンドを追っていなければ問題点に気付く事すら出来ません。
他にもマーケティングや営業センスなどのスキルセットが無ければ提案の幅も広がりません。

また提案に関しては間違いはあっても正解が無いという、何とも難しい仕事です。
SEOを行う中で試行錯誤する事も多いので、PDCAが回せるように中長期的な戦略を見据えた提案である必要もあります。

最初の提案が全くの失敗だったので、
じゃあ次はガラッと変えてこれをやりましょう!
またダメだったから今度は今までと全然違うこっちを試しますか!
なんて事を繰り返すのはPDCAとは言いません。
ただの行き当たりばったりです。

最初の提案の実施結果を受けて反省点も踏まえてブラッシュアップし、また次の施策を行ってブラッシュアップするという事を繰り返す中で高い効果を出してくのがPDCAです。

かなり偉そうに書きましたが私も完璧に出来ている訳ではありません。
むしろ勉強中の身なので周囲のスタッフに助けられながら業務をしている状況です。

勉強しながら自分の価値を高めてお客様へ還元し、喜んで貰える事が少しずつ増やせる様に頑張ろうと思います。
流れの速いSEO業界ですから、日々精進しつつ生き残りを賭けて頑張ろうと思います。

※本ブログに記載されている情報は、私の見解に基づく場合が多々ございます。
 掲載記事を参考にした事による損害については、その責任を負いかねます。
 自己責任で、掲載情報を参考にして頂ければと思います。


今日で、このブログを開設してから2か月が経ちました。
まだまだ未熟なブログではありますが、有難い事にお褒めの言葉を頂いたり、お会いした方にブログを見ていますよ。
と言われる事が増えて来ました。

これからも定期的な更新を続けたいと思いますので、ご指導ご鞭撻の程どうぞよろしくお願い致します。



記事の内容は気に入っていただけましたか?
もしも気に入って頂けましたら、下のボタンから共有をお願いします。
共有して頂けますと、運営者がとても喜びます。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


コメントリンクを nofollow free に設定することも出来ます。

ページトップへ