ここ最近、SEOとコンテンツについて、話題になる事が多くあります。

先日の、SEO Japanさんのコンテンツマーケティングが新しいSEOである理由という記事に対して、Web Shufuさんが「コンテンツマーケティングが新しいSEO」ではない理由 という記事を書いています。

更にSEO Japanさんが「コンテンツマーケティングが新しいSEO」である理由という記事を書き、Web ShufuさんがSEO Japanの滝日さんから「『コンテンツマーケティングが新しいseo』ではない理由」にレスポンスを頂きましたという記事を書かれています。
更に滝日さんが、記事に対してコメントをする、という1つの記事から派生した議論が起こっています。

どちらの記事や考察も面白く、読み応えがありますので是非とも読んでみて下さい。
特にSEOとコンテンツに関しては、議論になる事が多いな、と感じていますし、こうやって見える場で議論して頂けると見ている側として勉強になります。
上記の通り議論になる程、ややこしい部分ですので、サービス提供する僕らは、クライアントに対して、何処までも範囲をサービスとして提供するのか?を明確にしておく必要はあるな、と改めて感じた次第です。

今回は、コンテンツマーケティングに関するやり取りで刺激を受けましたので、コンテンツについて考えてみたいと思います。
内容としては、コンテンツを作る時の手間とか、何に考慮すべきか?という事について書いています。

コンテンツを作るのは大変

コンテンツを作る、と言っても、企画から、撮影(素材選定?)、ライティングに、デザイン、コーディングと、Web媒体で考えただけでも、結構な工数がかかります。

更にSEOを考慮するなら、titleタグや、内部リンクの構造についても、きっちり考慮しなければいけませんね。
ソーシャルメディアへの配慮も行う為に、ソーシャルボタンの設置やOGPの設定も欠かすことは出来ません。
ソーシャルメディアでシェアされた際のタイトルと、通常の検索結果に表示させるタイトルを変えておく、などの方法が効果的な場合もあります。

新しいものを作る、というのは大変で、時間もお金も人も必要です。
労力をかけて、せっかく作ったコンテンツを無駄にしてはいけません。
僕はブログを書いていますが、この記事1つでも、割りと時間がかかっています。

良いコンテンツとは何だろう?

そもそも、良いコンテンツを判断するのは、検索エンジンではありません。
検索エンジンはデータベースとプログラムですので、コンテンツの中身の良し悪しを主観的に判断できません。

もちろん、ユーザーが良い悪いを主観的に判断してくれる訳です。
僕らがコンテンツを作る時に見なければいけないのはユーザーですね。

以前、ECサイトで検索流入が大きく伸びた事例を記事にしました。
あのサイトに関しては、俗に言うリンク施策、というものは行なっていません。

行ったのは、他のサイトよりも、圧倒的に丁寧な商品説明を行う、という事だけです。
出発点は、検索エンジンに評価される為に、情報量を増やしてやろう、という事でしたが、情報量を増やすために、何が必要か?という事に関しては、ユーザーに聞く、という事をしています。

何故、人が来ないのか?
何故、売れないのか?

という事を解析し、他社分析し辿り着いた方法をサイトで試しています。

コンテンツを追加する、という方法で検索トラフィックを増やした事には違いありませんが、そこへ至るまでに行ったのは、徹底的なユーザーへの最適化です。
良いコンテンツとは、ユーザーに最適化したコンテンツ、である、と改めて実感しました。

この良いコンテンツの考察について、SEOのホワイトハットジャパンさんが、良質なコンテンツを作れといわれても何を作ればいいのかわからないという記事を書かれています。
良いコンテンツについて、具体的に掲載されていますので、是非とも参考にして下さい。

今回の記事のまとめ

良いコンテンツ、という言葉は、とても曖昧で分かりにくいと思います。

SEOを出発点にコンテンツを考えると、順位などに目が行きがちですし、狙ったキーワードの順位に変化が無ければ「作った意味が無かった」と考えてしまうかも知れません。
もしかすると、SEOで結果を出すため”だけ”にコンテンツを作るんだ、と無意識で考えているのかも知れませんね。

ただ、そのコンテンツが、新しいユーザーとの接点を作ってくれるかも可能性もありますし、全く違った価値を教えてくれる事もあると思います。

コンテンツはSEOの為に作る訳ではありません。(そういうコンテンツは、ほぼ失敗します)
SEOは検索エンジン最適化ですが、結局はユーザーに最適化する必要がある、と考えると、コンテンツもSEOもユーザーに最適化する事が大切だと改めて感じました。

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