住太陽氏「Webクリエイターに足りない、本当のSEOスキル」に参加しました #seoskill

2013年6月15日に行われた、住太陽さんの「Webクリエイターに足りない、本当のSEOスキル」というセミナーへ参加しました。
岡山で行われたセミナーの再演版で、とても多くの地域で反響があるセミナーです。

岡山版のセミナーのレポートは、SEOのホワイトハットジャパンさんが書いたものが多く読まれています。
住太陽氏のセミナー「Webクリエイターに足りない、本当のSEOスキル」の感想

このセミナーはWeb制作に携わる方向けのセミナーですので、本来は僕の様なタイプの仕事をしている人に合っている内容ではありません。
ただ、僕自身が元々、地方でWeb制作をしていた、という事と、制作を行なっている方と一緒に働く事が多い為、参加をしました。

SEOのテクニック的な事は一切出て来ませんでしたが、地方で働く僕らが、5年先、10年先、食べて行くために何が必要なのか?
何をすべきなのか?がよく分かるセミナーでした。

住太陽氏「Webクリエイターに足りない、本当のSEOスキル」

Webサイトで最も大切なのは集客を行う事

Webサイト制作を依頼してくる企業は何を期待してWebサイトの制作を行うのでしょうか?
ほとんどの場合、Webサイトを作るのは、Webサイトで儲けたいと考えているから、に他なりません。

制作に携わる人たちは、
Webサイトを制作したい=Webサイトで儲けたい
と考えられている事を理解しなければいけません。
これを理解できていない製作者は多いように見える、との事でした。

Webサイト制作の発注を考えている人は何を基準に製作者を探しているのか?
これは、Webサイトを使って儲けさせてくれるであろう製作者を探しているのであって、単なる作業者を探している訳ではありません。

そもそも、単なる製作者であれば、クラウドソーシングで発注しただけでも、高品質のものが、かなり低価格で出来上がってきます。
これは、とても怖いことで、近い将来、ただ作るだけの仕事ではビジネスとして成り立たなくなりつつあるとも考えられます。

住さん自身、長い間、Webサイトの制作を行なっていたが、一番最初に稼げなくなったのが、制作の仕事だった、との事です。
自分の仕事と同程度か、超えるような仕事が低価格でされている現状を見ていると、このままではヤバイと感じた、と仰っていました。

単なる作業者である、事は非常に危険です。
知識と経験をもとにしたビジネスを展開できるような道を探すべきでしょう。

どんな会社とお付き合いすべきなのか?

住さんが、たまに言われて腹の立つ言葉が紹介されていました。
「住さんは、意識の高い、レベルの高いクライアントとお仕事が出来て羨ましい」
という言葉です。

「そういう企業とお付き合いできるように努力しとんねん」
と仰られていたのが印象に残っています。
「自分でレベルの高いクライアントと付き合う努力もしないで、アホな事を言うな」
との事でしたw

僕もフリーランスで仕事をしていますが、自分ひとりで仕事を受けているとリソースなんて限られています。
そういう状況で仕事を受けるのであれば、この先、何年もお付き合いできる企業を相手にしなければいけません。

5年先、10年先を見た時に無くなっている様な企業と付き合いをしている様では、ずっと不安定な中での仕事をするしか無くなってしまいます。
住さん自身は、5年後無いだろうな、と思う会社は切ってしまっている、と仰っていました。
一緒に生き残る会社とお付き合いして行かないと、共倒れになる危険性もあります。

間違いだらけのSEO

SEOとは、検索エンジンからの導線の最適化です。
  • 情報を探している人へ情報を届ける
  • 答えを探している人へ適切な情報を用意する
事である、と言えます。

SEOの中心はコンテンツを作る事です。
コンテンツの作成を行う事で、
RSS購読者、Facebookのいいね!、Twitterのフォローは徐々に増えていきます。
それに伴って被リンクも増えていく可能性が高いです。
こういったサイトの資産を増やすことがSEOです。

逆に、これらが増えていかない施策なんてやらなくても良いですし、そういったものはSEOとはいいません。

SEOではないものとしては、
  • スパム行為
  • 検索者が望んでいないものを検索結果に表示する事
  • 技術論、アルゴリズム対策で話題になるすべて
が挙げられます。

ただ、住さんはスパム行為については、やるな、とは考えていないとの事でした。
例えば、寿命が短い商品などはやった方が良いと考えています。
3年後、5年後を考えなくても良いものはスパムをやるべきです。
短期間で大きく稼ぐ必要があるので、悠長な事を言っている場合ではありません。

そこに検索者がどうとか言うマインドは不要です。
とにかく検索結果に出す事が重要です。

でも、5年後、10年後残る企業とお付き合いをする場合は、こういった行為はしない方が良いでしょう。
当然、こういった行為をしている所と、お付き合いをするのも避けた方が良いと思います。

技術論がseoではない理由

検索者を対象に考えるのがSEOです。
SEOはマーケティングの文脈で語られるべきでしょう。

技術は誰にでも真似ができてしまいます。
そういうのは検索エンジンの方で対策でされてしまうので陳腐化しやすい部分です。
そもそも、新たな価値を生んでいないですね。

構造化や、マークアップの最適化は、当然した方がよいけれども毎日はやらなくてもよいでしょう。
むしろ、検索する人が探している情報を作ることの方が力をいれてやった方がよいと思います。

SEOでやること

検索者が探すものをサイトに追加することです。

訪問者が紹介、参照、引用、言及したくなるコンテンツを加えることが重要です。
突出した魅力をコンテンツに加えるであり、検索順位とは、どのページが優れているのか?をGoogleが決めたものです。
Googleは人が見たものとの差異をなくそうと頑張っています。

”突出”して良いものを作っておけば、Googleはそのうち評価するだろう、と考えておく事が大切です。

では、”突出”したコンテンツとは、どういったものでしょう?
具体的には、
  • 正確さ
  • 詳しさ
  • 幅広さ
がある事です。
ここに注力しておけば間違いありません。

住さん自身は、コンテンツの美しさとか面白さは、最初から諦めている部分もあるそうです。
でも、そこが得意だとやりやすいだろうなぁ、とは思う、と仰っていました。

それと、コンテンツは追加するだけでは拡散しません。
告知経路の開発と追加コンテンツの拡散しやすさを向上させる事も大切です。

現在はソーシャルメディアも含めて告知をするための手法が多数あります。
SEOの黎明期は告知経路がなくて大変だったそうで、正直、どうやって良いか分からない部分が多かったと仰っていました。

この告知経路の1つとして、特にFacebook広告が熱いと思っているそうです。
ちょっとキツイ言い方をすると、Facebook広告はいいね!してくれる人(告知を許可してくれる人)を金で買えるものです。

これらの告知経路が整備された状況を知ると、SEOは簡単になった、と思う、とのことでした。

セリングとSEO

検索とは調べ物である事が圧倒的に多いです。
ものを買おうとして調べ物をしている人はとても少ないです。

そもそもSEOで商業ワードを狙う事は高コストですし、以下の点から効率が悪い場合が多いと言えます。
  • 何かを売ろうとするページを上部に出すのは難しい
  • しかも、LPが最適化されていないのでCVRも悪い
  • 質問に答えるものは上位に出しやすい

商用ワードはリスティング広告で

より早く、より確実に公開したサイトの売り上げを立てるために、リスティング広告は行った方が良いでしょう。

せっかく作ったサイトが「作っても意味がなかった」とならないようにし、公開した翌日から作って良かったと思われたいのが制作者の気持ちではないでしょうか。
SEOではどうしても、効果が出るまで時間がかかってしまいますからね。

リスティング広告の入札単価を見ていると、キーワードによっては1クリック2,000円でも広告も出ていたりする場合もありますが、出稿しているサイトは存在する訳です。

住さん自身は、そういったキーワードで出稿しているサイトを見ると「自分が作ったLPは1クリック2,000円の価値がない」という負けを認める事になってしまう事になってしまい非常に悔しいと思うそうです。

言われてみると確かにそうですね。。

製作者にとっての潜在客の日常

彼らは、サイトの運用上の課題、問題に気づき、その問題が解決できそうなキーワードで検索しヒットしたサイトで解決策を探る、という事を日常的に行なっています。
見つけた情報をもとにサイトを改修し、効果検証、次の課題問題を抽出する、というサイクルを繰り返しています。

実は、このサイクルの中では製作業者を見ていません。
潜在客は制作業者を当てにしていないからです。
なぜなら制作業者は儲けるためのノウハウを公開していないからです。
そして、ネット上にないものは探せないし見つかりませんよね。

つまり潜在客にとっては、制作業者はユーザーニーズが分かってない(様に見える)のです。

潜在客は困っています。
サイト運用で行き詰まっている場合、相談できる相手を探していますが見つからないのです。
なので、あちこち検討して、結果的にコンサルタントとかに依頼したり相談する、という流れになっている事が多いのでしょう。

住さんは行政主催の中小企業向けに、いくつものセミナーを開いているそうですが、懇親会の時に、上記の様なお話がよく出るそうです。
行政主体のセミナーの場合、Webサイトの運用については内製のお話が殆どだそうです。
webは社長が活用するものという位置づけになっている事が多く、制作業者の話は出ない事が多いとの事でした。

特に経営層がWebについての問題点を探す場合、儲かるという文脈でコンテンツを探す事を多いといえます。
なので情報発信する場合、こうすれば儲かる、という文脈に落とし込まないと一致しない、という事を理解しておく必要があるでしょう。

とある無料ブログサービスを利用してブログ書いているようなインチキくさいコンサルですら、儲かる儲からないの文脈で記事を書いています。

彼らは、ユーザーの欲しがっている情報の文脈を理解しています。
だから、問い合わせる人がいるのでしょう。
そういった人たちに顧客を取られている事は、とても悔しいことである、と仰っていました。

サイト訪問者の興味

社名などで検索する人以外は、あなたの会社に興味はない場合が殆どです。
訪問者が興味を持つのは自分の問題だけであり、BtoBの企業であれば自社の儲けだけに興味があると考えましょう。

情報を提供する場合「うちのサービスは~」ではなく「あなたの問題は~」という文脈で情報発信する事が正解です。
売り込みはコンテンツではありません。

コンテンツとは「文章、図版、画像を組み合わせて作った、教養、または娯楽を提供するもの」です。

どういう人たちの、どういう問題なら解決できるのか?を考えましょう。
どういった時に、どんな人たちが検索してるのでしょうか?
そして、どんなキーワードで検索するのかを考えてコンテンツを作り見つけてもらう努力を行う必要があるのです。

検索する人の背後の状況を想像できないとキーワード選定は難しいです。
他の人よりも、どこが優れているのか?を深く考える必要がありますし、どういうワードで検索する人になら届けられるのか?を考える事が大切です。

そもそも潜在顧客は、Webを活用できていない制作屋に興味がなんかないでしょう。
だから、Webを活用しているインチキくさいコンサルの方が信用されたりしている現状もあるのです。

やるべきコトは、潜在客が欲しい情報を提供する事です。
潜在客は、
  • 売り上げを増やす方法
  • コスト削減方法
のやり方をを探しているだけです。
それらを代行してくれる業者を探している訳でも、サービスを探している訳でもありません。

でも、教えた人は信頼される事になります。
そして、いざという時、その信頼されている人が業者選定の際の候補になっているハズです。

潜在顧客は、自力で問題解決を図って調べ物をする中で、いつも見るサイトを認識、記憶します。
そして、どうしても行き詰まった時に、その運営者に相談する事が多いです。
まずは、「お世話になっているサイト」と認識される事を目指す必要があります。

住さんは、この話をするのは、今回で6カ所目との事でしたが、セミナーを聴いた全員が情報発信する訳ではないと思うので、ノウハウを話しても何も困らないと仰っていました。
セミナーで聴いた内容であれば、自分事として使い倒すくらいの意気込みが大切でしょうね。

顧客の視点

内製で成果をだいしている顧客は見る目があります。
相当厳しく厳しく見られている事を自覚しましょう。

顧客に何を提供するなら、まずはそれを提供する能力があることを示す必要があります。
能書きではなく、方法や手順を公開したりやってみせる事が大切であり、外部に客観的に評価させる事ができます。
出来るのにやっていないのは勿体無い事です。

問題解決に役立つ知識を提供するのは営業の基本

信頼されてから商談、というのは通常の商行為の基本的なところです。
ただ、現状ではWebだけが、ちょっと特殊な状態になっています。

更にWebであれば情報が役に立った時に、他の人にオススメしてくれる可能性があります。
そして、自力解決しようとする会社の方が優良なクライアントになりやすい、という事も挙げられます。

5年10年お付き合いが出来るクライアントが見つかるなら、情報提供する事は決して無駄にならないですね。

オーソリティを目指せ

せっかく取り組むなら、多くの人が認めるオーソリティを目指す事が大切です。
この分野ならあの人とか、あの会社と思われる様になる事はとても大切な事です。

別に1番じゃなくても大丈夫です。
札幌で4番目とかでも十分に引き合いはあります。
札幌で何番くらいなら、やる気の問題程度で何とでもなるハズです。

住さんは、ネットの普及というのは、ナンバーワン、オンリーワンじゃなくてもよい世の中にしたと思ったそうです。
以前までの1位総取りの世界じゃなくなっていると感じると仰っていました。

そもそも、クライアントの悩みなんて様々なんだから、常に1番じゃなくても大丈夫だと言えるのかも知れません。

オーソリティは誰なのか?

一番詳しい人じゃなくて、発信の多い人がオーソリティと見られています。
テレビで識者コメントする人が典型ですね。

学会でしか発表しない人はテレビに呼ばれていませんが、ブログやTwitter、一般向けの書籍を出していたり、情報発信をしている人が呼ばれています。
つまり、一番目立つ人が呼ばれているのです。

製作者が行うべきなのは、情報サイトを作る事です。
ニッチな分野の情報サイトを作る事は効果的ですし、オーソリティになる事は難しくありません。

ブログはやるべきですが、サイトを持った方がよいです。
ブログを中心にしているとブロガー枠になりますが情報サイトは識者枠に分類されます。

執筆や講演の依頼は情報サイトの運営者にくる事が多いです。
その様な状況になって来るとオーソリティ認定された、という事なのかも知れませんね。

尊敬される必要がある

  • クライアントにとって単なるアウトソーシング先の1つで終わるのか?
  • クライアントにとってパートナーとなって一緒に生き残るのか?
できる事なら後者を目指したいですね。

そして、後者になるためには、互いに尊敬し合う関係が必要不可欠と言えます。
まずは自分が専門家として尊敬される人になるべきです。
先の方法で尊敬を集める事は可能なハズです。

セミナー総括

製作者である以上、作ることが好きで興味を持つのは悪くないです。
むしろ、そこが基本であるべきでしょう。
利用者に関心を持つ、という事と欲求や抱える問題、役立つ解決策を考える事が大切なことです。

そして、ディスプレイの向こう側にいる人を相手にしていることをよく自覚する必要があります。
アクセス解析やリスティング管理画面が相手ではありません。
相手にするのは”人”である、という事を理解しましょう。

自分は作業者か商人か?を知る事も大切です。
  • 相手を精一杯もてなす
  • 相手の立場、気持ちになって考える
  • 先回りする

上の3つはSEOの基本です。
そして、人としても基本的な事です。

訪問者は数字ではありません。
ディスプレイの向こうで意思を持っている人です。
人に対して失礼の無いようにすれば大抵の事は上手くいくハズです。

今回の記事のまとめ

既にいくつものセミナーレポートが出ているので、これでもかなり端折りました。
でも、僕がフォローアップで参加した岡山版の時と、相当内容が変わっていて、住さんに聞くと、数カ所で話で、質問を貰ったりする中で、内容をブラッシュアップし続けている、との事でした。

札幌でも質問がいくつか出ていましたので、それを踏まえてこれから先のセミナーでは、また違った内容でのお話が聞けると思います。

その先々でのセミナーレポートを読むのを僕も楽しみにしています。

SEOとセミナータイトルには付いていますが、僕の様に仕事をしているフリーランスの人たちにとっては、働き方そのものについて勉強になるセミナーだったのでは無いでしょうか?

顧客との関わり方、顧客の見つけ方、その為に、何をどうやって努力すべきなのか?を深く学べたセミナーでした。

僕も札幌で○番目くらいにSEOで有名になれる様に頑張ります。
このブログは、初めてから1年半くらいですが、それでも結構な方に見て頂けていますし、お問い合わせも頂ける様になりました。

やる気の問題だ、というのは多分本当だと思います。
僕なんかより優れたSEO業者は日本に沢山いるはずですからね。


※本ブログに記載されている情報は、私の見解に基づく場合が多々ございます。
 掲載記事を参考にした事による損害については、その責任を負いかねます。
 自己責任で、掲載情報を参考にして頂ければと思います。



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