SEO・SEM業界では、ビッグキーワードという検索数の多いキーワードに関して、様々な考察がされています。
反対の意味の言葉に、スモールキーワードというものがありますが、こちらは、検索数が少ないマイナーなキーワードです。
ざっと、特徴を書きますと、
- ビッグキーワードは種類は少ないですが1語1語の検索数が多いです。競合が多く、上位表示が難しいです。
- スモールキーワードは種類は多いですが、1語1語の検索数が少ないです。競合は少ない場合が多く、比較的容易に上位表示が可能です。
という感じでしょうか。
ミドルキーワードというものもありますが、ビッグキーワードとスモールキーワードの中間の様なものだと考えて頂ければと思います。
多くのコンテンツがあるサイトであれば、色々なキーワードで引っかかるので、ミドルキーワードやスモールキーワードでの流入も多くなっているかと思います。
さて、今回は、ビッグキーワードの意義について考察してみたいと思います。
ビッグキーワードは狙わない方が良い?
この問いに関しては、前に記事にした事がありました。
キーワードプランニングを行なって質の高いサイト運営を
こちらに書いた通りなのですが狙った方が良いと思います。
理由はいくつかありますが、やはり露出の機会を増やす為の施策には、貪欲に取り組むべき、というのが最も大きいです。
当然スモールキーワードでの流入を早い段階から集める事を意識すべきですが、同時に、ビッグキーワードの事を頭の片隅に置くことは忘れてはいけません。
ビッグキーワードでの上位表示ページの特徴
恐らくスモールキーワードでの流入ページは下層ページが多いですが、ビッグキーワードの対象ページはサイトのトップページやカテゴリトップページが表示されているが多いと思います。
また、wikipediaの様な、そのキーワードを深く説明するページが表示される事も多いです。
恐らく、リンクやドメインオーソリティ、更新頻度に、内部、外部リンクなど、色々な要因が絡むので、一般的なサイトでの再現は難しいと思いますが。。
トップページやカテゴリトップページがビッグキーワードで表示されやすい要因ですが、スモールキーワードやミドルキーワードに比べて検索意図が明確では無い事が多いのが原因の1つかと思います。
そのキーワードを含む特定の事象のみについて深く書かれている下層ページよりも、それらの情報へ遷移しやすく、他のサイトに比べて評価されているドメイン(サイト)を表示する事で、大外れの検索結果を表示しない様にしているのでは無いか、と思います。
「思います」ばかりで申し訳ありません。。
ビッグキーワードを長期的に狙うコツですが、下層ページにスモールキーワードやミドルキーワードで流入が集まる様にコンテンツやページを構築しつつ、それらをまとめるカテゴリページや、サイトトップページには、ターゲットキーワードを含むリンクが集まりやすいサイト構造にする事がお勧めです。
価格.comやamazon、nanapiなどは、カテゴリトップページが強いですが、ハブとなっているページも情報量が多いです。
そこを見ておけば、その分野の情報はだいたい揃うという理由から、リンクされている事も多いのかも知れませんね。
そもそもドメインが圧倒的に強いですが。
スモールキーワードだけでの集客は難しい場合もある
検索連動型広告のジレンマ
リスティング広告に関する記事ですが、冒頭に、
特定の広告主を除いて、スモールキーワードだけで大きな売上をあげることは難しい。
という表現があります。
記事の最後の方には
つまり、検索連動型広告は完全に検索数に依存してしまうのだ。これを僕は検索連動型広告のジレンマと呼んでいるんだけどね。
とあります。これは、SEOの集客でも同じですよね。
しかも、インタレストマッチや、ディスプレイネットワークという方法で露出が出来ないSEO(だけで考えた)の場合、母数の大きなキーワードでの露出は大きな利益をもたらしてくれる可能性が高いでしょう。
今回の記事のまとめ
ビッグキーワードでの上位表示を狙う為には、ミドルキーワードや、スモールキーワードでの上位表示が必要だと思っています。
それらの積み重ねが、結果的にビッグキーワードでの上位表示の為の大きな武器になるでしょう。
僕も多少ですが、ビッグキーワードで上位表示を達成出来たサイトのお手伝いをした事があります。
それらのページは下層ページの情報量と、カテゴリページ、サイトトップページに魅了がある場合が多かった気がします。
当然ですが、競合サイトに比べてリンクしやすい、されやすいサイトを目指す事は非常に重要です。
ビッグキーワードは長期的に、コンテンツとリンクをたくさん集めながら達成させたいですね。
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“ビッグキーワードの捉え方と上位表示サイトの特徴” への1件のフィードバック