ECサイトのSEOは改善の量が成否を分ける

SEOに必要なのは愛だ、という言葉をたまに聞きますが、正にその通りだな、と思うような事例がありました。
とあるECサイトなのですが、非常に丁寧に作られています。
テールワードはもちろん、トップページが、ビッグキーワードに入る部類のワードでも上位表示を達成しています。

今回はそのサイトのSEO対応事例なのですが、技術的な内容は、ほぼ出てきません。

今回のサイトの特徴

女性向けのファッションアイテムを扱うECサイトで、オリジナル商品では無く、メーカーや他のECサイトでも取り扱いがある商品を扱うショップが今回の事例サイトです。

スタッフは社長を含めて5名
依頼を受けた時点では、重複コンテンツや、titleタグなどの重複だらけの状態でした。
検索流入も見てみましたが、月間訪問者数が100程度です。
殆どがテールワードで流入していました。
商品点数は約700点です。
2012年4月よりSEOを行なっています。

商品に愛があるECサイトは強い

SEOを行う前の状態は、小規模でオリジナル商品が無い、普通の(むしろ酷い状態の)ECサイトだったと思います。
コンテンツの重複が多数あり、titleタグも全ページ同じ状態です。
ウェブマスターツールにクロールエラーや、titleタグなどの重複通知が多数表示されていました。

サイトの改善提案をする時に、現状のサイトの特徴と重複について伝えました。
多くのECサイトは、この部分の改善をあまり行なっていないと思います。

今回の事例サイトでは、約1ヶ月かけて約700点の全ての商品にオリジナルの説明文を加わえました。
商品レビューページには、メーカーからの基本的な情報(サイズなど)といった部分しか引用されていません。
それ以外の部分は、担当者自らが使用感やレビューなどを追加していました。

色違い商品に関しては、canonicalなどで制御せず、それぞれオリジナルの説明を記載していました。
聞いた所、赤と黒では、同じアイテムでも使用シーンが異なるので違う説明が書けるそうです。
かなり徹底してオリジナリティを高めています。

担当者の方は「商品の事が分かっていれば、時間はかかるけど説明を書く事は出来ると思います」と仰っていました。

色々なサイトを見てきましたが、正直、ここまで徹底したサイトは初めてです。
商品紹介ページの修正を行った担当者が「良い商品なので売れない訳が無い。良さを分かってもらいたい」と仰っていたのを覚えています。

商品紹介の改善にも合わせて、titleタグへのサブキーワードの入れ込みも行いました。
正規化、論理構造の修正、内部リンクの改善も同時に実施しています。

ただ、商品紹介ページの改善に比べたら微々たる改善かな、と感じています。

リンク施策は改善の状況を鑑みて、今回の事例では使用しておりません。

改善後、劇的に流入数が増加

これまで、検索エンジンからの月間訪問者数が100程度でしたが、商品紹介ページの改善後、徐々に訪問者数は改善し続け、7月の月間訪問者数は2500になりました。
SEOを行う前の25倍まで増えています。

ウェブマスターツールの「検索クエリ」が、とても嬉しい状態になっていました。
クリック率も、ある程度、表示回数のあるキーワードでも、上手に流入している状況です。

ウェブマスターツール検索クエリデータ

商品に対しての徹底したこだわりが活かされた事で、サイト改善が成功した事例だと思います。

商品紹介ページで行われていた細かな改善

商品説明には、そのアイテムの特徴が書かれているのですが、それ以外にも、上手いなぁ、と思ったテクニックがありましたので、一部記載致します。


サイズ表記
M、Lといった表記以外にも、採寸が掲載されています。
着丈、身幅、袖、など、1点1点測って記載しています。

モデル情報
ファッションアイテムが多いサイトなので、モデルが着用した商品写真も多数あります。
モデルの身長と、着用アイテムのサイズが掲載されており、イメージしやすくなっています。

素材
綿○%、ポリエステル○%という記載はありますが、それ以外の情報も掲載されています。
伸縮性あり。や、色落ちしにくい。など細かな情報が記載されています。


商品情報を書いていて、たまにお客様から頂く問い合わせ内容を入れ込んだそうです。
商品紹介ページに入れ込むことで、オリジナリティとユーザーフレンドリーを実現した良い事例だと思います。

今回の記事のまとめ

後半部分の記述は、SEOの範疇を超えている、と見られる方も居るかも知れませんが、SEO的にどうだろう?と考えると、間違いなくプラスになる改善だと思います。

でも、1つ覚えておいて頂きたいのですが、サイトは正しい手間をかければ、かけた分だけ、しっかりと見返りがある、という事です。
近道なんてありません。
逆に、手間をかけないで結果が伴うことは、ほとんど無いと思います。

やる気はあるけれども、何をすれば良いのか分からない、というECサイト運営者の方は多いのかも知れません。
今回のサイトは正にそんな状況で、何をしたら良いのか分からなかった、と言っていました。

サイト改善の方向性を示してあげて、技術的な部分を少し改善するだけでも、良いサイトへと生まれ変わる事は十分に可能です。
更に改善は続くので、今後の改善と結果が楽しみです。

かけた手間が、結果になる喜びは、体験しなければ分からないでしょう。
そして、その成功体験が、やる気に繋がって、次の成功を生むのだと思います。

今回対応してみて、僕自身、学ばされる事が沢山ありました。
SEOに必要なのは愛だ、というのは間違い無いのかも知れません。


※本ブログに記載されている情報は、私の見解に基づく場合が多々ございます。
 掲載記事を参考にした事による損害については、その責任を負いかねます。
 自己責任で、掲載情報を参考にして頂ければと思います。



記事の内容は気に入っていただけましたか?
もしも気に入って頂けましたら、下のボタンから共有をお願いします。
共有して頂けますと、運営者がとても喜びます。



“ECサイトのSEOは改善の量が成否を分ける” への4件のフィードバック

  1. […] 、SEO ImaginationのECサイトのSEOは改善の量が成否を分けるという記事で公開されています。 […]

  2. […] 「SEOに効くのは商材への“愛”!? 筆者も感動した良記事」 […]

  3. […] SEO Imagination!のECサイトのSEOは改善の量が成否を分けるという記事であえてcanonicalを使わずに成功した素晴らしい事例が紹介されていますので、参考にしてみてください。 […]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


コメントリンクを nofollow free に設定することも出来ます。

ページトップへ