アフィリエイトサイトを運営されている方は、注意した方が良さそうな警告文が、僕の知っているサイトに来ましたので共有しておきます。
先に結論だけ述べておきますと、警告を受けて再審査リクエストを送信しましたが、返信が未だありませんので、その後の変動は分かりません。
広告だらけのサイトは、品質に関するガイドライン違反
5月15日に以下の様なメッセージがウェブマスターツールに届きました。
上記の警告が届いたサイトなのですが、所謂、アフィリエイトサイトでファーストビューに、多いかな、と思われる量の広告が掲載されていました。
ウェブマスターツールに届いた警告を見ると、恐らくオリジナルコンテンツの量に比例して広告が多すぎる事と、商品紹介のコピーが、メーカーサイトと同一だった事が原因だったのかな、と思います。
広告が、いくつ以内ならセーフなのか?という明確な基準は分かりませんが、ページレイアウトアルゴリズム、という仕組みが取り入れられている事もありますので、さすがにファーストビューを埋め尽くす程の広告設置は良くないと思います。
また、商品のコピーですが、メーカーからそのまま持って来て掲載する、という方法だと、メーカーのサイトを見れば事足りる事になってしまい、ユーザーに対して新しい価値を何一つ提供していない事になってしまいます。
オリジナルコンテンツが、ほぼゼロで、広告が大量になってしまうと、ユーザーにとっても望ましいサイトとは言えませんよね。
あくまでもオリジナルの切り口で商品紹介をする事が大切なのかな、と思います。
不自然なリンク以外の警告も多々ある
ウェブマスターツールに届く警告と言えば、不自然なリンクが代表的でしたが、最近、それ以外の警告も良く見る気がします。
Googleは、2012年に入ってからウェブマスターツールに警告を多数送っていると情報が出ていますが、僕も沢山来るな、と感じています。
サイト内部のガイドライン違反の場合に、ありがたいと感じたのですが、不自然なリンク警告に比べて、修正依頼箇所が具体的に記載されています。
今回の例で言えば、
具体的には、実質上ユニークなコンテンツや付加価値のある情報が掲載されていない品質の低いページがサイトに含まれていることが判明しました。例として、実質のないアフィリエイトページ、誘導ページ、自動生成されたコンテンツ、コピーされたコンテンツなどが挙げられます。ユニークで注目を集めるコンテンツに関して詳しくは、http://www.google.com/support/webmasters/bin/answer.py?answer=66361 をご覧ください。
と記載されています。
この文面を参考にすると、何を直せば良いのか、は結構簡単に判断出来ます。
警告というと、面倒だなぁ、とか、このサイトは終わったな、といったマイナスイメージも持ちやすいですが、サイト内部のガイドライン違反箇所指摘の場合は、自分で修正可能な場合も多くあります。
警告は来ないけれども、順位急落、検索トラフィックが激減する可能性がある、ペンギンアップデートの様な「アルゴリズミック」よりも親切だと言えると思います。
再三述べている気がしますが、ウェブマスターツールはリスク管理の意味でも登録しておいた方が良いと思います。
再審査リクエストは混み合っている
先日、Googleヘルプフォーラムでもkyotaroさんが記載していましたが、現在、大量の再審査リクエストが寄せられているそうで、処理に時間がかかっているそうです。
今回の事例でも、再審査リクエストから1ヶ月以上経ちますが未だ返信はありませんw
こればっかりは、違反した側にも問題がありますし待つしかなさそうですね。
2記事連続で同じ参考リンクになりますが、重要な情報なので改めて記載しておきます。
Google 社員の Kyotaro です。
ウェブマスター ヘルプフォーラムをご利用いただきありがとうございます。再審査リクエストに関してフォーラム上でも様々なご質問を頂いておりますが、現在、大変多くの再審査リクエストを頂いており、審査が完了するまでにお時間を頂くことが多くなっています。再審査が完了した際にはウェブマスター ツール上でお伝えしておりますので、メッセージが届くまでしばらくお待ちいただけますと幸いです。
まだ、再審査リクエストに対しての返信が無いので、予測の域を出ませんが、個人的には、サイト内に品質に関するガイドライン違反があった場合は、警告で指摘された箇所を修正する事で、Googleからの評価が上がり、検索トラフィックが上昇するのでは無いかと予想しています。
このサイトの再審査リクエストのその後は、個人的に楽しみです。
今回の記事のまとめ
不自然なリンク以外にも、Googleから警告が届く事が多くなったな、と感じます。
Google自身が沢山のメッセージを送信していると、今年の初めに発表していますので、当たり前と言えば当たり前ですが、透明性を確保したいGoogleの姿勢は何となく伝わる気がします。
警告メッセージの内容も、かなり具体的で分かりやすいですし。
今後は、海外の事例の様に、手動ペナルティの一部解除や、Bingの様にリンク無効化ツールの提供などもしてくれると、更に使いやすいものになると思います。
リンク無効化ツールは賛否両論あると思いますが、個人的には、あった方が良いと思っています。
自演リンクが促進される恐れもあると思いますが、完全なアルゴリズムが存在しないのと同じで、全体として見ると良くなった、と言える状態になる気がしています。
自演リンクを付けたり無効化したり、を繰り返しているサイトに対しては、リンクを無効化しようが何をしようが、手動ペナルティを与えれば良い話だと思います。
※本ブログに記載されている情報は、私の見解に基づく場合が多々ございます。 掲載記事を参考にした事による損害については、その責任を負いかねます。 自己責任で、掲載情報を参考にして頂ければと思います。
“大量の広告とコピーコンテンツに対してGoogleから具体的な警告が届く” への1件のフィードバック