ワードプレスアップデートに関するメッセージ

先々週のお話ですが、ウェブマスターツールのメッセージセンターに新しい通知機能が追加された事をご存知でしょうか?

※2012年4月16日10:53修正
今回ご紹介する機能については、2009年11月には追加されていた機能だと情報を頂きました。
誤った情報をお伝えしてしまい申し訳ありませんでした。

このブログでも使用している様なCMSを使っている場合、ウェブマスターツールメッセージセンターには、そのソフトウェアが最新では無い場合に通知をしてくれるという機能があります。

※CMS…コンテンツ・マネジメント・システムの略。
ブログの様に、あまりHTMLに関する技術的な知識が分からなくてもウェブサイトが持てる仕組みの事。

具体的にはどういった通知が届くのか

ワードプレスアップデートに関するメッセージ

上記の様なメッセージが届きます。
メッセージの中にある通り、前回クロールした時点で最新では無かった場合にメッセージが届く様子です。

さて、こういったCMSのバージョンについてクローラーはどこを見て知るのでしょうか?

例:WordPressを利用している場合
<meta name=”generator” content=”WordPress 3.3.1″ />

サイトを作る際に何らかのCMSを使用している場合、意図的に記述を消していない場合は上記の様な記述が、HTMLソースの中に記載されています。
クローラーはこのバージョンに関する記載を見て最新のバージョンかどうかを判断しているのです。

気軽にサイトを作れる時代だからこそ、ウェブマスターツールの利用を

今回の通知機能については、Googleのウェブマスターセントラルブログに、その機能が追加された背景について記載されています。

参考
ソフトウェアのアップデートをおすすめする通知について

僕にも、とても共感できる内容でしたので記載したいと思います。

理由の 1 つとして、単に新しいバージョンが存在することを知らないことも考えられます。そのようなケースについては Google がお役に立てるのではないかと考え、ウェブマスターの皆様に、ウェブマスター ツール を通じてメッセージを送信して、ソフトウェアの新しいバージョンについてお知らせしています。

この部分については、とても共感出来ました。

CMSを利用している方の中には、技術的な内容についてあまり分からないが、ワード感覚でWebサイトが作れるという事を利点に思って、良く分からずに使っている方も多いのでは無いでしょうか?

実は定期的にアップデートされるCMSは、複雑な処理を裏側で自動で行ってくれる反面、脆弱性と呼ばれるセキュリティ上の弱点が存在している事があります。
アップデートでは、それらの弱点を修正してくれているのですが、放置しておくと、マルウェアへの感染や、サイトの乗っ取りなどの被害を受けてしまう可能性も少なくありません。

そういえば、管理画面からワード感覚で気軽に更新が出来ているかも?
といったサイトをお持ちの方は、アップデートの確認はモチロンですが、ウェブマスターツールへの登録もお勧めします。

サイトに関する色々な情報を教えてくれますし無料で利用可能です。

今回の記事のまとめ

元々、制作側にいた僕にとっては、技術的な事をあまり分からない人でも気軽に情報発信が出来る昨今の状況は嬉しく思います。
CMSもそうですが、ツィッターやFacebookなどに代表されるソーシャルメディアもそうですね。

でも、その反面、無知な方を欺く商売や、犯罪行為がある事も事実です。
次のステップとして、Webを利用する人が自己防衛も気軽に出来る様になって、少しでも詐欺の様な商売や犯罪行為が減って欲しいと思っています。

残念ながら、僕の所属しているSEO業界も無知な方を騙すような行為が横行しているのを見ています。。
同じSEO業者として、被害に合われた方には謝罪したい気持ちすらあります。。

僕はSEOに関して記載しているこのブログを通じて、微力ながらウェブマスターツールの利用に関する啓蒙活動などに関しても、お伝えしたいと考えています。

Webは便利で使いやすく安全なものですよ、という状態に、少しでも早くなってくれると嬉しいですね。

※本ブログに記載されている情報は、私の見解に基づく場合が多々ございます。
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 自己責任で、掲載情報を参考にして頂ければと思います。