最近、ページ数が多いほうがSEOに有利と聞いたのですが、という質問をよく受けます。
リンクが多ければSEOに有利、というのと同じニュアンスで、ページ数が多ければSEOに有利、という風潮もあるようですので記事にしておこうと思います。
ページ数が多い方がSEOには有利なのか?
ページ数と検索順位に何か関係があるか?
と問われると、SEOに携わる殆どの方は「NO」と答えると思います。
もう1点大切な事があります。
相関関係と因果関係はイコールではありません。
ページ数(インデックス数)と、検索順位に因果関係はありません。
因果関係があるならば、僕は、検索順位を上げる為に何でも良いからページ数を増やすようにクライアントに依頼すると思います。
お時間のある方は、適当な検索ワードを10~20ワード程、検索をして、上位10サイトのインデックス数を【site:ドメイン名】で検索して、インデックス数を調べてみて下さい。
1位のサイトは、2位や3位のサイトよりもページ数が多い確率が高いですか?
インデックスの多い順番に順位が並んでいますか?
必ずしも、そうとは言えないのでは無いでしょうか。
大切なのはサイトのテーマ
そのサイトが何について書かれているのか?はとても大切です。
あるWebページやサイトに高い頻度で出てくるワードがあった場合、Googleはその情報を元に何のサイトであるかを判断します。
僕のブログの場合は、恐らくSEOに関するサイトだと理解されていると思いますので、SEOに関連するサイトだと評価されていると思います。
サイトテーマは本当に大切で、僕はサイトを見る時に、かなり重要視する要素です。
例えば、100ページ中90ページが、ノンジャンルの日記の様なコンテンツで、残りの10ページがボールペンに関するコンテンツだった場合、Googleは、ボールペンがよく出てくる個人日記だと判断するでしょう。
でも、10ページしか無くても10ページ全てがボールペンに対するアツい思いを綴ったサイトの場合、Googleはボールペンに関するサイトだと判断します。
インデックスは少なくてもサイトテーマがしっかりしているサイトの方がサイトテーマは伝わります。
割合にすれば、ボールペン率が100%のサイトと10%のサイトですからね。
似たような例ですが、時々、コーポレートサイトなどで、スタッフブログを設置しているのを見かけます。
内容が、その企業が扱う商品に関するものに限定されていれば問題無いのですが、日記のような使い方をされている場合もあります。
こういった状況が長く続き、メインコンテンツを遥かに超える量のページ数になってしまっている場合は、サイトテーマが壊れてしまい、むしろマイナスに働くこともあります。
テーマをきちんと決めて、テーマと外れた内容を書かなければ、意識しなくてもサイトテーマが固まり関連するワードがサイト内に増えて、結果として検索からの流入(テールワード)が増えると思います。
もしくは、あるテーマについての大量なコンテンツが評価され、色々なサイトからリンクされるかも知れません。
外部からのリンクはコントロール出来ませんが、自然に受けたリンクはサイトのテーマをより強固にしてくれます。
そのリンクの数が増えると、今までよりも難しいキーワードで少しずつ順位が上がって行きます。
余談ですが…
ショートカットしてリンクを購入するという事も可能ですが、Googleにバレた時のリスクも理解しておきましょう。
何事も簡単には行かないものです。
失敗した時の代償も高く付きます。。
また、リンクは数では無く、質が大切になりつつあります。
そのサイトは誰のため?
サイトのテーマなんて気にしすぎてしまうと、心配になってページが作れない。
そんな心配をされる方もいるかも知れません。
でも、そんな時は、今、あなたが作ろうとしているサイトが一体誰に向けて作られているものなのかを考えてみて下さい。
検索エンジンの為にページを作ったりするのは、正しい行為ではありませんし、恐らく苦労ばかりして、全く興味を引かないコンテンツが増えるだけの結果になると思います。
流入数と直帰率が鰻登りのサイトが出来上がっていたら要注意です。
今回の記事のまとめ
似たような結論に落ち着くことが多くて申し訳無いのですが、最近SEOをしていると、結局ユーザーなんだな、という結論に落ち着くことが多いです。
SEOに関する細かなテクニックはモチロン大好きですが、コンテンツビルディングが以前より評価されやすくなってきていたり、被リンクは数から質になりつつあるな、と感じるのが原因かも知れません。
でも、やっぱりテクニカルな内容が好きですけどねw
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