SEOを行う上ではリンクが重要とされています。
そのリンクも2つの種類に分ける事ができます。

1つは、サイトの外から貼られる「外部リンク」
こちらは、通常コントロール不可能です。サイトの外で起こっている事ですからね。

もう1つがサイト内のページ同士でリンクする「内部リンク」です。
内部リンクは、サイト内で行われるリンクの事ですので、コントロールする事が可能です。

今回は、コントロール可能な内部リンクについて解説したいと思います。

コントロール可能なリンクを理想的な状態に

サイト内で貼られるリンクはコントロール可能です。
ここで目指すべきなのは、Googleにとってクロールしやすい状況を作る事であり、ユーザーにとっても、サイトが回遊しやすい状況にする事です。
また、Googleはページ同士の繋がりを見て、その関連性から評価を行います。

ベストなリンク構造を作る事は、Googleにとってもユーザーにとっても重要である、と言えます。

ベストな内部リンクを構築する為の3つの要素

認識しやすいリンクを設置する

最初に、Googleにとって認識しやすいリンクを設置する、という事を覚えておきましょう。

<a href="http://~ "> </a>
のタイプのリンクであれば問題ありません。

認識しにくいリンク、というのは、
JavaScriptで書かれているリンクや、Flashの中に埋め込まれたリンクなどは、Googleにとって認識しにくいタイプのリンクです。
大切なページヘのリンクは、<a>タグのリンクを設置する用にしましょう。

全てのリンクがFlashの中に埋め込まれていたり、JavaScriptのリンクだけで内部リンクが構築されている、という状況はリンク構造としては好ましくありません。

全てのページに遷移可能なリンクを設置する

例えば、サイトに200ページのコンテンツがあるのであれば、200ページ全てに、ドコかのページからリンクがされている状態にする必要があります。
ただし、全てのページから200個の発リンクがある状況はユーザビリティ的に見ても、決して好ましいとは言えないでしょう。

その状態を解消する為に、グローバルナビを設置して、更に下層ページへのハブとなるページを設けたり、サイトマップページを作って、全てのページヘのリンクがあるページを作るなどの工夫が必要になります。

ユーザーを第一にリンクの設計を行うべきですが、Googleの事も意識してリンクの設置をする事は大切です。

アンカーテキストに具体性を持たせる

内部リンクであってもアンカーテキストは重要です。
外部から貼られるリンクであれば、色々なアンカーテキストが使われると思います。
それは、必ずしもベストなアンカーテキストとは言えないかも知れません。

でも、内部リンクでベストではない選択をする理由はありませんね。
ベストなアンカーテキストを設置する様にしましょう。

ベストではないアンカーテキストとは

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といった具体性が無いアンカーテキストです。
ユーザーにとっても分かりにくいでしょうし、Googleにとっては更に分かりにくいリンクになってしまいます。

理想的なものは、アンカーテキストだけで遷移先のページの内容が把握出来る状況になっている事です。
キーワードを含め、簡潔にリンク先の説明がされているアンカーテキストが理想です。

特に内部リンクの場合、アンカーテキストの内容は、サイト内で何のキーワードに優れたページなのか?を伝えるヒントになりますので、特定のキーワードで表示されるランディングページをコントロールする為にも意識しておいた方が良いでしょう。

※ SEOでランディングページを100%コントロールする事は難しいですが、何もやらないよりは良いです。

今回の記事のまとめ

内部リンクのお話には、サイトの構造化など、サイト全体をどうやって見せるか?
狙ったキーワードでヒットする様にするか?
というお話になる事が多いです。

でも、それ以前に、認識しやすくて、全てのページに張り巡らされていて、分かりやすいアンカーテキストがある、というリンクの基本を理解していなければなりません。
コントロール可能なリンクだからこそ、基本的な事を見落とさず、確実に分かりやすいリンク構造を心がけたいですね。

その上で、サイト構造を意識すると更に良いと思います。

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