検索結果を目視して内容を確認している、という方は、どれくらい居るでしょう?
便利な順位チェックツールもありますので、目視をしない、という方も多いかも知れません。
かけられる時間にもよりますが、ターゲットキーワードだけでも検索結果の目視をしておく事をお勧めします。

検索結果からは、色々な事が分かります

順位はもちろんですが、自分のサイトが検索結果にどうやって表示されているか。
その他のサイトは、どんなタイトル、スニペットで表示されているか。
広告枠には、どんなサイトが表示されているか。

などなど、検索結果からは順位以外にも色々な事が分かります。
定期的に検索結果を目視でチェックしていると、上位表示しているサイトの変化に気付けるかも知れません。

上位表示サイトが入れ替わった、順位が上がった、下がった、などなど、そういった変化が起こった時に、同時に何のサイトが出てきたのか?といった事も分かります。

検索結果で競合サイト状況を知る事の意味

多少の順位変化は仕方がない事ですが、それでも競合となり得るサイトの状況を知っておいて損は無いでしょう。

僕はかなり検索結果を見ていると思いますが、ちょっとした検索結果の変化から、次に何をすべきなのか?が分かる場合もありました。
注意すべきサイト・モニタリングした方が良いサイトが見つかる事も多くありました。

例えば、上位表示しているサイトに変化があり、新しいページが表示されていた場合で考えてみましょう。
気になってサイトを見てみた所、自分のサイトとは違った切り口でコンテンツを作っていました。
サードパーティ製のツールでリンクを確認してみた所、そこそこのリンクを集めている。

こういったサイトの登場は、既に上位表示しているご自身のサイトにとって、そのポジションを争う事になり順位を脅かされる可能性もあります。
その他のキーワードでも競合となり得る可能性があります。
気付かなかった競合の存在に気付けただけでも大きな収穫になるでしょう。

ある程度、検索トラフィックを稼ぎつつ、サイトからの売上やコンバージョンを増やそうと思った場合、どうしても、競合の調査は必要になると思います。

広告枠、スニペットにも関心を持とう

リスティング広告の表示状況についても無視できません。
最近ですと、Googleショッピングの検索結果が表示されている場合もあります。
かなりの効果がある様子ですしインパクトも大きいです。
商品名単一ワードなど、比較的メジャーなキーワードで出ることも多くあります。

自然検索ではありませんが、リスティング広告にも色々な変化があるのです。
こういった状況を知らない、というのは危険だと思いますし、検索結果に表示された時に、どう見えるのか?は知っておいた方が良いでしょう。

広告枠も、かなり細かく色々と変わっているのです。

もう1点、スニペットについても気にしておきたい所です。
スニペットには、サイトリンクや、パンくずリンクの表示、最終更新日、レビュー、著者情報など、テキスト以外にも色々な情報が掲載されている事もあります。

検索結果の演出は、順位以外で、検索トラフィックを稼ぐための方法の1つですので、ご自身のサイト、他のサイトの状況は確認しておいて損は無いでしょう。

最近の事例ですが、個人病院、歯科クリニックのサイトで、院長先生の著者情報を設定してある状況を良く見ます。
著者情報には、写真と著者名が表示され、かなり目立ちます。
これから設定してくるサイトも増えてくると思いますので、早めに対応しておいて損は無いでしょう。

今回の記事のまとめ

ツールを使うことで、かなりの情報は取得する事が可能ですが、それでも完璧とは言えません。
実際に見なければ分からない事もあると思いますし、こういう仕事をしている以上、変化に気付けないのは、やはり危険だと思うのです。

特にAdWordsなどの状況を見ていると、その変化の早さには正直驚きます。
僕らの関わっている自然検索結果にも、色々な変化が起こっていますよね。
記事の中で紹介した著者情報もそうですし、イベント情報のリッチスニペットが手軽に表示出来る状況になっています。
パンくずリンクも出やすくなりました。

検索流入は順位だけで決まるわけではありません。
競合の状況、検索結果での演出も重要な要素です。
気になるキーワードの検索結果を目視する習慣を作る事をお勧めします。

※本ブログに記載されている情報は、私の見解に基づく場合が多々ございます。
 掲載記事を参考にした事による損害については、その責任を負いかねます。
 自己責任で、掲載情報を参考にして頂ければと思います。