Googleにサイトの内容を伝える為に、最も効果的なのはテキストコンテンツです。
画像の内容については、理解出来ない、と言われています。
Webサイトにおいては、テキストコンテンツが、最も基本的な表現方法でしょう。

今回は、上手にテキストの内容をGoogleに理解させる為に必要な事柄について、まとめたいと思います。

マシンリーダブルを意識する

マシンリーダブル、というのは、機械にとって理解しやすい文章を指します。
SEOを意識するなら、Googleにとって分かりやすい文章、という事になります。

マシンリーダブルを厳密に行うと、とても難しいと思うのですが、一般のWebマスターの方が気を付けた方が良いレベルは、それほど難しくありません。
社内でライティングのルールとしておくと良いと思います。

以下に、ポイントを羅列します。

見出し、段落、強調、箇条書きを適切なタグを使用して表現する

特に見出しと、本文を1つのかたまりとして配置し、適切なタグを使って表現する事は、マシンリーダブルに置いては重要でしょう。

リンク先の内容はアンカーテキストに含める

「こちら」や「ここ」といったアンカーテキストにリンクを設置するのでは無く、「SEOに関する基礎知識はこちら」や「上手なタグの使い方」といったテキストにリンクを設置する事が望ましいでしょう。
リンク先のページとの関連性も強化されますし、Googleに内容を伝える手助けも出来ます。

単語の途中にスペースや記号の挿入をしない

単語の間にスペースや記号を挿入してしまうと、文字と文字が別々の意味だと理解されてしまいます。

例えば、
「SEO」を「S E O」と記載したり「S☆E☆O」と記載すると「SEO」という単語が「S」と「E」と「O」という個別の単語として読み取られてしまいます。

簡単に説明しますと、Googleは「形態素解析」と言って文章を細かな単語に分解して理解しています。
スペースや記号などで単語の途中で文字を区切ってしまうと、意味が伝わらない可能性がある、という事を理解しましょう。

単語の表記は統一する

例えば「メアド」と「メルアド」は同じ意味で使われている言葉ですが、それぞれの検索数や検索するユーザー層は微妙に異なる可能性があります。
ターゲットとするユーザーや検索数に合わせて表記ルールを統一し「メアド」と「メルアド」の混在は避けるようにした方が良いでしょう。

特に、titleタグ、見出し、強調、で使われている単語の表記は統一する事をお勧め致します。
昨年、単語の表記について気になったので少し調べたのですが、複数の表記をバラバラにページ内で使った場合よりも、統一した場合の方が、その単語でのページの評価が上がった、という事がありました。

マシンリーダブルとは関係なくなってしまいますが、表記が統一されていた方が読みやすいと思います。

画像、動画、音声などのコンテンツはテキストで内容の補足をする

冒頭にも書いた通り、Googleは、画像や動画、音声などの内容を理解する事が出来ません。
画像でしたら、alt属性や、キャプションなどで画像の意味を補足すると、Googleに伝わりやすいと思います。

動画や音声も、それぞれのファイルの説明を記載したり、文字起こしをする事も効果的でしょう。
意味が伝わらないファイルに関しては最低限の説明だけでも、テキスト情報で行う事が大切です。

SEOに縛られ過ぎてコンテンツ作成の手を止めない

何故、今回、この内容の記事を書いたのか?という事なのですが、SEOを意識しすぎて、今、サイトを作る時のライティングが正しいのか、正しくないのか分からなくて、制作が進まなくなった、と言われた事があったからです。
これは本末転倒で、細かなテクニックで差が付くことは、ほぼ無いと思います。

マシンリーダブルを意識していないサイトでも内容が素晴しければ、リンクを獲得したり、ソーシャル上で拡散してGoogleから評価され、検索流入を得る事は可能でしょう。
もちろん、マシンリーダブルを意識すると、より評価されるとは思いますが、大切なのは、他のサイトからのリンクや、ソーシャルメディアなどでの評価でしょう。

SEOに縛られて、コンテンツの制作が進まない、という状況にならないように注意して下さい。
サイト内に何もなければ、SEOも何も関係無いですよね。

今回の記事のまとめ

テキストコンテンツは、Webでの表現の中では最もメジャーなものでしょう。
Googleもテキストコンテンツを最も評価しています。

そのテキストコンテンツも、ちょっとした注意で上手に伝える事が出来るようになりますし、誤った表記をする事で、その意味が全く伝わらない、という事もあり得ます。
せっかくのコンテンツですから、完璧に意味が伝わる様に工夫して欲しいと思います。
ただし、SEOに縛られすぎて先に進めない、という状況は避けましょう。
大切なのは、人に評価される内容です!

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