発リンク警告1

多数のサテライトサイトを管理されている方、もしくはSEO業者の方であれば、保有しているリンクネットワークに対して、同一のタイミングで警告が届く、という事があるかも知れません。
以前、発リンクの警告について、このブログで紹介したサテライトサイトに対して、まとめて発リンクの警告が届きました。

ウェブマスターツールに関しては、アカウントを分けて登録していたのですが、アラートメールが一斉に届いて気付いたそうです。
ドメイン名は出せないのですが、面白い事例なので、記事にしたいと思います。

サテライトサイト15サイトに警告が届く

2012年9月30日に、リンクし合っていたサテライトサイト群に、同時に警告が届きました。
警告の内容としては、他のサイトに対しての不自然なリンクに関する警告です。

一部の警告メッセージ画面キャプチャを掲載致します。

サイト1
発リンク警告1

サイト2
発リンク警告2

サイト3
発リンク警告3

サイト4
発リンク警告4

サイトは違いますが、同じ内容の警告が届きました。
(例にあげたサイトは.comドメインばかりでしたね。。)
以下に警告全文を記載しておきます。

http://www.○○○.com/ で検出された不自然なリンクに関する Google ウェブマスター ツールからのお知らせ

このたび、貴サイトの一部ページで、Google のウェブマスター向けガイドラインに違反した手法が使用されている可能性があることが判明しました。

具体的には、PageRank を操作する意図で設定された可能性のある他のサイトへの人為的または不自然なリンクがサイト上にないかどうかをご確認ください。不自然なリンクの例としては、PageRank を転送するリンクリンク プログラムへの参加が挙げられます。

Google の品質に関するガイドラインに沿うように修正することをおすすめします。修正が完了したら、サイトの再審査をリクエストしてください。

この問題の解決方法についてご不明な点がある場合は、ウェブマスター ヘルプフォーラムをご利用ください。

お手数をお掛けしますが、何卒ご理解とご協力賜りますようお願い申し上げます。

Google サーチ クオリティ チーム

警告を受けたサイトは、ワードサラダに近いブログサイトや、大量登録されているYOMIサーチ、明らかにリンク目的のサイトからのサイトワイドリンクなど、明らかにスパムに該当すると思われるものばかりでした。

今回警告を受けた全てのサイトが、相互リンクされており、メインサイトへも発リンクしている構図になっていました。

リンクを受けているサイトへの警告は今の所なし

明らかに質の低い自演リンクネットワークでしたので、警告は来るかな?と思っていました。
ただ、発リンクを行っているサイトでは無く、リンクを受けているサイトに対して来ると思っていました。(もしくは両方のサイトに対して)

この警告は2012年9月30日に届いたものですが、2012年10月14日現在、リンクを受けていたサイトに対する警告は来ていません。
また、目立った順位下落やトラフィックの減少は起きていない状態です。

順位下落やトラフィック減少が起こっていないのは、元々リンクとして評価されていなかった可能性はありますが、全く効果は無いリンクに対して警告だけ届く、というのは不毛ですねw

メインサイトに対しては、さすがにリンクを外しましたが、実験的な意味合いも兼ねて、サテライトサイト群への発リンクに関しては、そのまま残してあります。
今後、リンクを受けているサイトに対する警告、もしくはインデックス削除(警告を無視していたら、いずれされると思います)がありましたら、続報としてお伝え致します。

個人的には、こんな小規模のリンクネットワークに対して、まとめて警告が届いた事に驚いています。
目に付いたから早めに対処された、という可能性もありますが、質の低いサテライトサイト群なんて、無駄に運用しても意味はありませんね。

今回の記事のまとめ

こんな小規模のリンクネットワークに対して警告が来た事と、リンクを受けている側に警告が全く無く、影響が見られなかった事が面白く感じたので記事にしてみました。

今時、こんな分かりやすいリンク警告記事に需要は無いかも知れませんが、ブラックハットなサイト群を見るのは、それはそれで面白いものです。

ただ、こんな事は、僕の様な物好きなSEO業者が勝手にやっていれば良い事だな、とも思いましたw

せっかく育てたサイトが、警告を受けるというのは、悲しいものです。
そういった思いをしなくても良いようなサイト運営をお勧め致します。

真っ当なコンテンツを作ってコツコツ更新しながら、いくつかリンクされるだけでも、Googleからの評価は結構、上がるものです。
1本のリンクを獲得するために必死に頑張る、というのは、サイト運営の方向としてはズレていると思いません。
リンクしてくれている人の先には人がいます。

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