パーソナライズドサーチと情報の不完全性

久々のSEO以外の情報更新です。
そろそろ、カテゴリーも整理して行かなければいけないな、
と感じております(笑)

Googleがパーソナライズサーチを強力に推し進めています。
これは例えば
Aさんが「映画 おすすめ」と検索した場合
Bさんが「映画 おすすめ」検索した場合
それぞれ違う結果を表示するという事になります。

これまでは「映画 おすすめ」で検索した場合、
全てのユーザーに対して一律の検索結果を返していました。
話題の映画が検索結果の上位に表示される傾向にあり、
マイナーな映画は上位に表示されにくい状況です。

一方、パーソナライズサーチでは、Aさん、Bさんの
趣味趣向や知人のお勧め映画などの情報から判断した
その人に適した検索結果を表示します。(と言われています)

今回はこのパーソナライズサーチが抱える問題点について考えてみたいと思います。
実は以下のお話は私が体験した(というか周りで行われていた)お話です。

私のFacebookとツィッターで一時期、
【拡散希望】○○市の○○君が行方不明です。見かけた方は連絡して下さい!
という情報が大量に広まっていました。

今までも時々、
ペットが迷子になりました。情報を拡散して下さい。
といった情報が出まわっていた事はありましたが、
人が行方不明になったという情報は初めて目にしました。

大多数の方々はカワイソウだ!広めるのを手伝ってあげよう!
と情報をシェアし広めたと思われます。(だから私の周りに情報が広まったわけですし)

この情報が“真実”であれば拡散された事について大きな問題は無いと思います。

しかし、情報がウソだった場合はどうでしょう?

例えば、拡散された情報の中の○○君がいじめにあっており、
いじめの延長で、ネットで顔や特徴、
更に電話番号まで載せられてネットでシェアされてしまっていた。

ちょっと恐ろしい状況だと思いませんか?

上記の件に関しては別々の知人から私宛に、
「知人が確認した所、あの情報はウソらしい」という情報
「知人が確認した所、あの情報は本当らしい」という情報
両方入って来ました。

ちなみに私自身は真偽を確認しておりませんのでシェアなどは行っておりません。
自分自身で真偽を確認出来ていない不確かな情報の拡散が
私の周りの方々に有用だと思わなかったからです。

情報の真偽を確認せずに手軽に情報のシェアが出来る現在の状況は、
かなりの危険性を含んでいるのではないかと思っています。

自分自身がシェア(つまり共有)した情報が、
周囲に大きな影響を与えるのがパーソナライズサーチです。

情報の真偽や取り扱いについて、
慎重になる事がこれまで以上に必要になるでしょう。

“人”というフィルタを通した情報が必ずしも正しいものとは限らないのです。

※本ブログに記載されている情報は、私の見解に基づく場合が多々ございます。
 掲載記事を参考にした事による損害については、その責任を負いかねます。
 自己責任で、掲載情報を参考にして頂ければと思います。
また、今回の件に関しては事例として挙げさせて頂きましたが、
事実関係に関しましての真偽は不明です。