私がブログを始めて2か月が経ちました。
実はブログを始めるまでに書く事を何となく決めていました。
ただ、実際に始めてみると、自分が想像していた書きたいテーマよりも違う方向のテーマで記事を書く事が増えています。
具体的に言うと、SEOに関するテクニック的な部分を色々と書いていくと思っていました。
でも、書ける事は、コンテンツに関する事や、自分が対応した事例と対応方法などが多くありました。
SEOはテクニックからマーケティングにシフトして来ていると言われていますが、これは本当にその通りなのかな、と思います。
テクニック的な部分はSEOの中でも本当に枝葉の部分で、それよりも全体を俯瞰するような記事を書く方が自分には向いているんだろうな、と思っています。
テクニック的な記事の方が面白いとは思うんですけどねw
今日はSEOに関する書籍について数年前の書籍でも、今、話題に上がっている事柄について触れられていた、という事に今更ながら気付いたので、その部分について記載したいと思います。
数年前に発行されていた書籍で内容に改めて驚いた
これは、かなり前(正確にいつ読んだか忘れてしまいました。。)に読んだ書籍です。
体型的に勉強するのに本当に役に立ちました。
SEOを強化する技術
アユダンテ株式会社
伊藤 大典/安川 洋 著
出版社 株式会社インプレスジャパン
2009年12月9日発行
2009年12月9日に発行された本ですが、今でも基礎的な内容を学ぶのには問題ないと思います。
もちろん、その当時と違っている部分もありますが、今でも読んでおいて損はありません。
古い本だからといって敬遠する必要は無いと思います。
特に、驚いたのが検索エンジンスパムの項目です。
第9章 検索エンジンスパム
9.1 検索エンジンスパムとは?
9.2 スパム手法
9.3 検索エンジン各社のガイドライン
上記の章にはスパム手法について具体的に記載されています。
今年の初めにGoogle ウェブマスター向け公式ブログで取り上げられていた、
誘導ページ(Doorway Page)はガイドライン違反です
という記事ですが、私は、その記事で
「そうか、こういった手法もガイドライン違反となってペナルティの対象となりえる可能性が出てきたのか」
と思っていましたが、2009年に書かれていた、この書籍には既にスパム手法として記載されていました。
というかGoogleの品質に関するガイドラインには前から記載されていたのです。
Google ウェブマスター向け公式ブログで取り上げられるまで気付いて居なかった方は、実は相当いらっしゃるのでは無いでしょうか?
警告が厳しくなるまで気にも留めていなかった
そうです、誘導ページ(Doorway Page)は数年前からガイドライン違反だったのです。
僕らが見逃していた(忘れていた)だけなのです。
「何を今更」と思える位でなければいけなかったのでしょうね。
私自身も「Googleの本質は変わらない」と言いながら実際にGoogle ウェブマスター向け公式ブログで取り上げられるまで、検索エンジンスパムをあまり重視していなかったのは事実です。
本当に情けないな、と今更ながら思います。
結局、私自身、警告ラッシュの今になるまで、読んでいた内容を重要視せずに、その時になって焦って勉強していた様な状態です。
数年前のSEO関連の書籍は有用では無いのか?
SEO業界は流れが早いから古い情報は意味が無いよ。
という意見もありますが、これに関しては私の考えはNOです。
2年以上前に発行され、今でも勉強になる本は存在するからです。
他にもSEO関連の書籍で名著と言われ、私が勉強させて頂いた本はあります。
特に今でも有用だと思うのは
アイレップの渡辺 隆広さんが2008年に書いた
「検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書」です。
検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書
株式会社アイレップ
渡辺 隆広 著
出版社 翔泳社
2008年6月17日発行
こちらは教科書と書かれている通りSEOについて体系的に書かれており、今でも廃れていない考え方などが多数紹介されています。
あと、とても読みやすくてお勧めです。
SEOは2年以上前のSEO書籍は意味が無いと言う意見もたまに耳にしますが、今現在、Googleからの情報に一喜一憂している方は目を通してみて下さい。
決して廃れていない今でも通用する情報が、この本には書かれています。
もちろん、数年前の書籍ですので全てが有用とは言いませんが、数年前にコンテンツSEOの必要性について、しっかりと書かれている本は一見の価値ありです。
最新の情報についてしっかりと勉強しているあなたなら数年前に発行された本も糧になるはずです。
記事のまとめ
良書はいつまで経っても良書なんですね。
改めてそう感じました。
Googleがスパム対策に本気だ!
そう騒がれるまで、テクニックに走りコンテンツを蔑ろにしていたのは事実です。
だから、今、私を含めたSEO業者が焦っている状況もあるのでしょう。
過去に出版された良書を改めて手に取って、その凄さが以前より分かる様になった事は私自身が多少なりとも成長しているという事なのでしょうか?
ただ、この本の内容を以前から実践してきた先人は、やはり強いのだろうな、と思います。
でも、もう遅いと諦める必要は無いと思っています。
今からでも決して遅くはありません。(と思いますw)
Googleが最近、公式に
コンテンツをより適切に評価する、被リンクの評価を変えた(今までのやり方を変更した)、セマンティック検索を強化する。
と立て続けに発表しました。
でも、実はこれらは数年前から言われていた事なのです。
あまりにも先を見据える必要な無いと思いますが、やってはいけない事、やるべき事を見極めて、その時になってから焦る事の無いようにしたいと思いました。
私がここで書いた事に納得できない方は、是非とも、今回紹介した2冊だけでも読んでみて下さい。
その凄さが分かる方には、ご理解頂けるものと信じています。
補足ですが、
もちろん、最近刊行された本は言うまでも無く非常に有用です。
WEBライダーの松尾茂起さんが昨年末に発行した、
WordPressで加速させる!ソーシャルメディア時代の[新]SEO戦略マニュアル
はお勧めです。
WordPressで加速させる!ソーシャルメディア時代の[新]SEO戦略マニュアル
株式会社WEBライダー
松尾 茂起 著/フロッグデザイン 編集
出版社 秀和システム
2011年12月28日発行
私も購入し、お正月休みを利用して熟読致しました。
非常に勉強になりましたし、自分の知識の方向性を知る意味で良書です。
また、WordPress初心者の私が、このブログを持っているのはこの本のお蔭です。
松尾さんには、ツィッター上でも感想をお送りさせて頂きましたし、amazonで配送遅延があった際にも誠意を持って対応されており、非常に好感を持ちました。
最新の情報はネットで追い続ける必要がありますが体系的に学習するなら書籍は素晴らしいツールです。
是非、良書に触れて更に知識に厚みを持たせてみて下さい。
きっと、この後も続々出てくる最新情報に踊らされる事が少なくなると思います。
情報が最も大切なSEO業界だからこそ情報に踊らされない知識の厚みはとても大切です。
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