同業他社として、業界では有名なウィルゲートさんが本を出しました。
SEOに関する書籍では無く、起業に関する成り立ちと、現在に至るまでの苦労や経験について書かれていました。
SEO事業への本格参入のきっかけについても記載されていますが、ウィルゲートが歩んできた道のりについてが書籍の内容の中心です。
一言で、とても面白かったです。
これから起業される方や起業された方に響く内容
この本に書かれている小島社長は、ご自身が著書の中で触れている通り、決して才能に恵まれ、全てがうまくいった訳ではありません。
むしろ、失敗して、悩んで苦しんで、それでも諦めず支えられて、そして突き抜けた先に今がある。
そんな事が書かれています。
組織で社員との関係に悩んだり、事業を撤退した事で仕事が無くなった社員を出してしまったり、役員と社員とのコミュニケーションロスで不和を生じさせてしまったり。。
こういった何処かの会社で、実際に起きていそうな事が小島社長の元でも起こっていました。
その場で気付けず、社員に裏切られ、心無い仕打ちを受け、、といった事も繰り返されてきた様子です。
最終的に自分に何が足りなかったのか?を気付き、見事にV字回復させた訳ですが、とても色々な痛手を伴うものだったと思います。
この辺りの小島社長の苦悩に関しては、全編を通じてリアルに書かれているので、是非とも読んでみて欲しいと思います。
吉岡専務の支え
書籍を読むと分かりますが、小島社長が高校生の頃からネットショップを始めて、Webマーケティングの事業を開始し、SEO事業をスタートするまで、ずっと傍らで支え続けたのは、幼馴染の吉岡専務の存在が大きいとあります。
小島社長が吉岡専務に要求するレベルは常に高く、小島社長を信じて、ひたむきに努力をする吉岡専務の努力も凄まじいものがあります。
僕も仕事をしているので、その凄さを具体的に垣間見る事が出来た部分があります。
吉岡専務が一時期、100社弱のクライアントのコンサルと、請求などそれに付随する一切の業務を引き受けていた、
と書かれている部分です。
どれ位、顧客と関わるかによって、一概には言えない部分ではあるかと思いますが、SEO事業の責任者として取りまとめを行いながら、この量の業務をこなすのは並大抵ではないと思います。
書籍にある通り、人の5倍は仕事をしていたでしょう。
2人の信頼関係が今日のウィルゲートを築いたんだな、と思いながら、ウィルゲートさんのサイトを見ると、また違った目線で見れますね。
今回の記事のまとめ
全くメインの部分ではないが気になる部分も多々ありました。
例えば、小島社長が小学校入学時に骨折をしたエピソードが書かれている部分があるのですが、その中でお兄さんの存在が出てきます。
大人になってから当時のレアカードの事とかで揉めなかったのかな?とか。
実名で記載されていませんが、買収騒動時に揉めたAという人物については気になりました。
テレビに出るような人ですか。。
誰だ。。
本論から外れましたが「逆境から生まれたチーム」とある通り、ウィルゲートが大切にしている理念などは、その逆境から得られたものだそうです。
実体験に基づく貴重な学びを活かしているウィルゲートはこれからも「圧倒的な成長」をするのだろうな、と思いました。
同業他社ではありますが、個人的には応援したくなる企業でした。
ウィルゲート 逆境から生まれたチーム
著者:小島 梨揮
出版社:ダイヤモンド社
発売日:2012/4/6
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