2012年4月27日に、Google社員のkyotaroさんが、Googleのヘルプフォーラムに「再審査リクエスト」にまつわる3つの誤解という投稿をしました。
参考
Google 社員によるウェブマスターの豆知識: 再審査リクエストにまつわる 3 つの誤解
今回、僕が見ている事例で、手動ペナルティ解除後の検索トラフィックの推移について、情報が出てきましたので、記事にしたいと思います。
再審査リクエストで手動ペナルティが解除されても順位は戻らない?
何件かの再審査リクエストを行なっていますと、チラホラと手動ペナルティの解除が行われるサイトも出てきます。
これはとても喜ばしい事なのですが、順位や検索トラフィックが、そのまま戻ることは、あまり無いのではないかと思っています。
もちろん、手動ペナルティは解除されているので、その分のマイナス評価は取り除かれていますが、警告前と比べると、半分や、それ以下の状況まで検索トラフィックが落ちるサイトもあります。
例えば、不自然なリンクの場合は、再審査リクエストをパスする為に、外せる部分のリンクを外してしまうと思います。
そうすると、外した分のリンクの評価が無くなってしまうので、結果的にサイトの評価が下がってしまい、検索流入が減るのだと思います。
再審査リクエストは意味が無いの?
結論から言いますと、再審査リクエストは手動ペナルティの解除がされなければ意味は無いと思います。
再審査リクエストのリテイクを受けたりしている状況が長く続いている、というのは、何の意味もありません。
そこで、諦めてしまうと、再審査リクエストを送るために費やした労力は全部、無駄になってしまいます。
ただ、手動ペナルティを解除されたなら意味はあると思います。
キチンと施策を行う事で、そのドメインでの検索トラフィックの増加は見込める訳です。
先日、GoogleヘルプフォーラムでGoogle社員のkyotaroさんが、再審査リクエストが混み合っていて返信に時間がかかっている、といった投稿をしていました。
現在、再審査リクエストを送っている方は、返信まで時間がかかる事を理解しておきましょう。
以下、一部抜粋です。
Google 社員の Kyotaro です。
ウェブマスター ヘルプフォーラムをご利用いただきありがとうございます。再審査リクエストに関してフォーラム上でも様々なご質問を頂いておりますが、現在、大変多くの再審査リクエストを頂いており、審査が完了するまでにお時間を頂くことが多くなっています。再審査が完了した際にはウェブマスター ツール上でお伝えしておりますので、メッセージが届くまでしばらくお待ちいただけますと幸いです。
手動ペナルティが解除されてもトラフィックが戻らないと意味が無い
せっかく手動ペナルティが解除されたのなら、今度は集客の為に、安全な施策を行う必要があります。
僕が知っている数例なので参考程度にして欲しいのですが、再審査リクエストをパスしてから1ヶ月程度で、急に検索トラフィックが戻る場合もあります。
完全に検索トラフィックが戻るまでは行かないのですが、
手動ペナルティ前が100
だとすると、
手動ペナルティ解除1か月後が90
くらいになる例を数例だけ見たことがあります。
不自然なリンク警告を受けたリンクに価値が無かったので、手動ペナルティが無くなった分、そのまま検索エンジンからの評価が増えたのか、残っていたナチュラルリンクの評価が上がったのか、のどちらかだと勝手に結論づけていましたが、またトラフィックが減りそうで気持ち悪いです。
僕は、こういったブラックボックスで深く悩んで立ち止まっても仕方がない、というスタンスなので、こういった場合はラッキーだと考えて、新たなコンテンツ提案など、サイト強化施策に乗り出していました。
でも、やっぱり気になりますw
Googleアナリティクスのグラフなどが出せなくて恐縮なのですが、特に施策を行わず、手動ペナルティが解除されて、約1か月後に、検索トラフィックが9割回復し、そのまま1ヶ月ほど、検索トラフィックに変調も無く推移しています。
こういった事はサイトによって様々なんだろう、とも思いますが。
今回の記事のまとめ
ちょっと煮え切らない記事になってしまいましたが、手動ペナルティ解除後のサイトの検索トラフィックが、見えて来たものがあったので、記事にしてみました。
僕の様に警告解除後のサイトの検索トラフィックに関する事例をお持ちの方は、教えてくれると嬉しいです。
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