SEOを行う上で、検索キーワード選びは非常に大切です。
特に企業サイトが、SEOを行なって自社サイトのトラフィックを増やそうと考えている場合、自社のサービスや商品と密接に関係するキーワードでの検索トラフィックが欲しいと思います。

検索キーワードとは、興味や関心が形になって現れたものの1つとの言えますので、キーワードについて深く考える事は大切だと言えるでしょう。

例えば「転職」関連のサイトの場合

転職に関連するサービスを展開している企業であれば「転職」や「転職+職種」の様なキーワードでの流入が欲しいと考えるでしょう。
転職関連サービスを展開しているのに「コンサルティング」1語で上位表示しても、トラフィックは増えるかも知れませんが、コンバージョンには至らない、という事もあると思います。

ECサイトであれば、検索トラフィックと売上の密接度は更に高いでしょうし、何でもかんでも上位表示して、トラフィックだけ増やせば良い、というものでも無いと思います。
売っていない商品や、全く関係の無いキーワードで上位表示しても、やはり仕方がない訳です。

検索はユーザーニーズの断片

SEOを行う場合に考えなければいけないのは、今この瞬間「自社商品に関連するキーワード」で検索するユーザーです。
この自社商品に関連するキーワードで検索するユーザーとは、見込み客になる可能性が高い、その企業にとっての「質の高いユーザー」である可能性が高いです。

先ほどの例で言えば「転職」に関係するキーワードで検索しているユーザーは少しでも流入させたいハズです。

僕自身、何度か転職を経験していますが、自分の将来にも関わる大切な選択ですので、何度も何度も検索していました。

最初は「転職」から始まり、「転職+業種」「転職+地域」「転職+業種+地域」「転職+業種+給与+地域」や、「未経験」といったキーワードを入れてみたり、「将来性」なんてキーワードで検索した記憶もあります。

SEOを行う場合、これら見込み客になるであろう層のユーザーを、どれだけ誘導できるか?が鍵になります。
転職を考えている層の事を想像し、彼らが何に悩み、何を探しているのか?を考えてキーワードを見つける事は、SEOの成否に大きく関わります。

検索、という行為は一種のニーズの様なものです。
何も悩みが無いのに検索は行わないでしょう。

キーワードを決めたらキーワードとのマッチングを考慮する

サイトに、ユーザーを満たすコンテンツがあっても、キーワードとマッチしていなければ、見つけて貰えず、全く意味の無い情報になってしまいます。

キーワードとは、必ずしも、ユーザーの考えを100%満たす言葉では無いため、運用しているサイト側で、そのキーワードに引っかかりやすくする為の工夫も必要になります。

これが、ある種、SEOのテクニック的な部分になるのですが、気を付けるべき部分としては、専門用語や、略語を使い過ぎたりしない事も大切です。
「車いす」と「車椅子」と「車イス」は同じ言葉ですが、実際に検索してみると微妙に検索結果が異なります。(2013年5月20日現在)

類似する表現がある場合、全ての単語に対応する内容になっている事が好ましいですが、難しい場合も多いと思います。
サイト上で、どういった表現を多く用いているか?によって、微妙に順位が異なる事もあります。

この辺りに気を使う事もSEOでは大切な要素です。

キーワードを考える事は大切

最初に戻りますが、キーワード選びは大切です。
どういうキーワードが大切か?というと、ユーザーが実際に検索するであろうキーワードを、考え、想像する事が大切なのです。

そのキーワード群で検索するユーザーに見つけて貰う為に、コンテンツや手法を用いて最適化を繰り返す事で、流入数の増加と共に、上位表示された時の売上や問い合わせの増加が伴う結果になると思います。

余談ですが、トラフィックだけが増えて、売上が全く増えない場合、SEOや、トラフィックが増えた事によるコストは無駄になってしまいます。
この様な状況にならない為に、キーワードと、自社サイトのビジネスとの関係性は常に考えておきたい所ですね。

今回の記事のまとめ

SEOにおいて、キーワードは非常に重要ですが、何故重要なのか?という部分について、まとめました。
書いてみると当たり前なのですが、この当たり前の愚直に繰り返すことがSEOでは大切です。

SEOを行う場合、どう頑張っても、そのキーワードのポテンシャル以上の成果は望めません。
望めないからこそ、キーワードについて深く考察することは大切だと思います。

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