SEOを行っていると、どうしても検索エンジンのアルゴリズムは気になります。
というよりも、ある程度把握しておかなければ、仕事にならないのも事実です。

大枠の情報はGoogleが提供してくれていますので、それを参考にするとしても、あくまでも概要レベルに過ぎないので、それ以上の情報となると、自分で何とかするしかありません。

ただ、正確に、今現在のアルゴリズムがどうなっているか?を把握するのは不可能に近いと思います。
また、現状のアルゴリズムを把握しても、必ずしも順位が上げられる、とか、検索流入を増やせる訳ではありません。
更に言うなら、上位表示=売上アップでもありません。

未来のアルゴリズムを予測するのは不可能

たまにGoogleから予告があってから、行われる大規模な変動もありますが、基本的にアルゴリズムや、更新のタイミングは公開されていません。

パンダアップデートや、ペンギンアップデートはかなり特殊な部類で、更新された事を事後に知らせてくれる数少ないアルゴリズムの一種でしょう。

では、その予測出来ない未来のアルゴリズムにどうやって対処すれば良いのか?
それは、検索エンジンが目指す方向と、同じ方向にサイトを作り込む事です。

名前が無いアップデートは年間で500回は繰り返されていると言われていますし、QDFが組み込まれてからは、世の中の話題と連動して順位が変動するキーワードだってあるのです。

その中でも安定して、自身のサイトのポジションを確率出来ているサイトは強いと思います。

目先の順位を追いすぎず、将来の利益を狙う

SEOを仕事にしていると、施策が上手くいって上位表示を達成した!という瞬間に出会うことは往々にしてあります。

この瞬間は嬉しいものです。
順位ばかりを追うのは、どうかな、と思いますが、順位というのは、1つの結果ですので、やはり上位表示は嬉しいものです(矛盾している気がしますけれどもw)

さて、上位表示された瞬間から、今度は別次元の戦いが始まります。
上位表示されて終わりでは無いのです。

その中で最も大切なのが、競合との比較に勝つ事です。
上位表示→露出が増える→比較される機会が増える
という状況が、ほぼ間違い無く起こります。

上位表示されて満足しているサイトは流入は増えても、CVは増えていないのでは無いでしょうか?
本当の闘いはここからです。
検索エンジン最適化は終わっていません。

上位表示されている競合サイトは同一キーワードの検索結果で、どんなTitle、スニペットを表示していますか?
リスティング広告を出稿しているのであれば、そのクリエイティブと、自然検索結果に表示されているサイトとの整合性は取れていますか?
ランディングページとなり得るページから、コンバージョンページまで複雑な経路になっていませんか?

これらは、上位表示されてからの最適化です。
ここを怠ってしまうと、せっかくの上位表示が、ただの自己満足に終わってしまいます。

難しいキーワードであれば、上位表示までに相当な時間と労力とお金をつぎ込んだと思います。
今度はそれを回収しなければいけません。

改めて最適化を目指して、費用対効果を最大限に高めましょう。
titleタグも、スニペットもメンテナンスする事で流入数が変わります。
魅力的なスニペットで流入をさせて、可能な限りCVさせられる様に最適化を続けましょう。

今回の記事のまとめ

SEOは、そのフェーズに応じて必要な対応が変わります。
上位表示がゴールになってしまうと、その先に目線が行かず、上位表示されたけれども結果が出ない、という最悪の状態になってしまいます。

もちろんキーワードプランニングが問題の可能性もありますが、結果が出た以上、その状態で何が出来るかを探る事は、とても大切だと思います。

また、上位表示は、ずっとしているとは限りません。
ちょっとしたアルゴリズム変動や、新しい競合の出現で終了してしまう可能性もあるのです。

ある意味、とても不安定なものである、と理解して上位表示の先の施策に望みたいですね。

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