SEOを行う時に必ずしなければいけない作業の1つが「キーワード選び」です。
SEOは、検索を行うユーザーに対してリーチする手法ですから検索を行わないユーザーへのリーチは不可能です。
今回は、キーワードを考える際に気をつけたいポイントなどをピックアップしたいと思います。
キーワード選びをする際に注意したいポイント
最初に、キーワードを選択する事の大切さについて書きたいと思います。
このキーワード選びだけは、どんなサイトでも必ず行った方が良いと思います。
ブラックやホワイトなどのSEOの手法云々も関係ありません。
僕は、元々、リンクで特定のキーワードの順位を上げる、という事もしていましたが、何のキーワードで上げるのか?という部分は非常に大切であったため、キーワード選びは非常に重要でした。
キーワードを提案する、という状況は、SEO業者であれば多いと思いますし、インハウスSEO担当者の場合も、必要とする場面はあるでしょう。
難しいキーワードだったのに上がってから全く流入がない、もしくはCVしない、という状況は悲惨です。
順位が上がらないよりも悲惨だと思います。
キーワードは慎重に選ぶようにしましょう。
ユーザーが検索する言葉に合わせる
SEOをサービスとして行い、希望のキーワードを聞くと多いのが、そのキーワードで検索するユーザーが使わないであろう言葉を選んでしまう事です。
そのサイトを表す言葉だとしても、それが必ずしもユーザーが検索する言葉とはなり得ません。
例えば「北海道産生乳を100%使用したアイスクリーム」を販売するサイトのターゲットキーワードが「北海道」や「生乳」というのは良くありません。
そのサイトを表す上で欠かすことが出来ない「北海道」や「生乳」という言葉であっても、アイスクリームを探しているユーザーが検索しない言葉であっては意味がないのです。
この場合「アイスクリーム」や「スィーツ」といったキーワードの方が重要になるでしょう。
自分がユーザーならどうするか?という視点でキーワードを決めましょう。
検索ユーザーの視点を忘れてしまっては、検索トラフィックは見込めなくなってしまいます。
表記ゆれに注意する
同一の意味の言葉であっても、漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベットなど、色々な表記方法がある場合が少なくありません。
例えば「寿司」というキーワードの場合
「すし」「スシ」「寿司」「鮨」「寿し」
など、同じ意味であっても色々な記載方法があります。
こういった場合、あまり検索されない表記方法でのみ施策を行う事は危険です。
Googleトレンドなどを使用して、検索数の多い表現方法に合わせるなどの考え方が重要になります。
Googleトレンドの使い方については、以前記事にしたので参考にして下さい。
Googleトレンドを活用してキーワードから流入ユーザーの属性を理解する
先ほどの「寿司」の例では、検索キーワード数が圧倒的なものが1つあります。
それはアルファベット表記の「SUSHI」です。
恐らく海外からの観光客が検索する事が多いのでしょう。
こういった傾向をつかむ意味でも、キーワード選びは大切ですね。
専門用語は可能な限り排除する
BtoBのサイトの場合は、必ずしも、そうとはならないかも知れませんが、BtoCのサイトの様に、一般ユーザーが相手の場合、その業界の専門用語をターゲットキーワードにするのはよくありません。
多くの場合、サイトの運営している方は、その業界について詳しい場合が多いです。
一方、そのサイトを探して検索しているユーザーは、必ずしも、その業界に精通している訳ではありません。
「浅い言葉」しか分からずに検索する場合が多いと思います。
専門用語を知っている人しか見て欲しくない、という場合は問題ないと思いますが、広く露出する為には、可能な限り一般的な言葉で検索してたどり着けるようにキーワードプランニングを行うべきでしょう。
あまり一般的ではないサービスや商品を扱うサイトの場合は、特に注意する必要があるかも知れませんね。
今回の記事のまとめ
SEOサービス提供をする場合、キーワードの提案をする事も多いと思いますし、SEOに携わる以上、避けては通れない部分だと思います。
インハウス担当者が、サイトの企画会議の場などでブレストをしつつ沢山のキーワードを出す、という事もあるのでは無いかと思います。
そのサイトを探しているユーザーに対して、上手く露出する事もSEOでは大切です。
誰も検索しないキーワードで上位表示しても仕方がない訳です。
サイトと検索者のミスマッチを防ぐためにも、キーワード選びは慎重に行うようにしましょう。
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