SEO対策をしていると、サイトへの流入に関しての変化についてお聞きする事が多くあります。
SEOの本来の意味は「検索エンジン最適化」ですので、検索エンジンに対しての最適化をする事で変化すべき事象はもちろんあります。
具体的にはどういった変化があるのでしょうか?
今回は私が良く耳にする3つの変化と対処すべき内容について説明したいと思います。
1.流入ページの変化
SEO対策を行う前と行なってからしばらく経過した後の、流入経路の変化を観察してみて下さい。
恐らく、特定のページ(多分トップページ)からの流入が殆どだったものが、色々なページからの流入へと変化していると思います。
これは、ブランドネームからの流入が殆どであったものが、多数のテールワードでの流入がしやすくなった為に関連性のある下層ページからの流入が増えた為に起こる現象だと思われます。
2.流入ワードの変化
上記と少し被ってしまいますが、今までブランドネーム、つまり既にサイトの存在を知っている人からの流入が殆どであったものが、多数のテールワードからの流入に変化すると思われます。
せいぜい10キーワードからの流入程度だったものが、100キーワードくらいから流入する様になった、という事もあります。
僕の感覚値で申し訳ないのですが、6~7割のサイトでこういった傾向がある様子です。
3.訪問ページ数の変化
これは上記2つと違って、訪問ページ数が減ってしまうパターンと、1度減ってから増えるパターンが考えられます。
そして、ここが最も大切で改善が必要な要素になります。
何故1度訪問ページ数が減るのか?
先に記載した通り、ブランドネームで流入するで流入するユーザーが殆どであったと思われますので、流入するページは、ほぼトップページだったと思われます。
ブランド認知もしているのでトップページからの導線がしっかりしていれば、基本的には色々なページを回遊してくれると思います。
しかし、この状況は流入キーワード増加と共に変化します。
様々なキーワードから下層ページへ流入して来ますので、基本的にはブランド認知をしておらず、初めて訪れるユーザーが増えると思います。
自分が必要な情報にダイレクトにたどり着いている事が多いので、情報を見て離脱するユーザーが増えてしまい、訪問ページ数が減る傾向にあります。
せっかく流入キーワードが多様化したのに、これは非常に勿体ない状態です。
では、どういったサイトだと訪問ページ数が増えるのでしょうか?
訪問ページが減った後に増えるパターンとは?
トップページからのサイト設計は上手に行なっているサイトは多いのですが、下層ページにダイレクトに訪問した場合、どういった経路で回遊するか?について設計していないサイトは結構あります。
このパターンのサイトは、見込み客である可能性の高いテールワードで訪問したユーザーを迷子にさせてしまい、離脱させてしまっている勿体無いパターンになっている可能性が高いです。
結果として上記で述べた通り、訪問ページ数の減少という結果になる事が多くあります。
SEO対策後に流入キーワード数が増えて訪問ページ数が減っているサイト管理者の方はサイトの回遊設計について見直してみて下さい。
ちょっとした工夫で訪問ページ数が増える可能性があります。
回遊設計向上の為の簡単な例としましてはブログサイトの場合は、
- 流入ページの記事と関連するページへのリンクを表示する
- 人気の記事へのリンクを表示しておく
- フッターにもグローバルメニューを表示しておく
などなど、主にページ下部を親切設計にする事で改善できる事が多いと感じています。
基本的には来てくれたユーザーに対して、どんな情報があるのかを適度にプッシュ出来るサイトにする事が良いと思います。
今回の記事のまとめ
SEOはサイトへの流入状況を変化させる施策の1つです。
あなたのサイトを知らない人がトップページ以外のページを見た時に、別のページを見たいと思うかどうか?を考えるのは重要です。
思わぬキーワード(=ニーズ)からの流入が増える可能性もありますので、ユーザーの変化に対処する事が出来るかどうかでコンバージョンに結びつくサイトかどうかが決まると言っても過言では無いでしょう。
全てのページにLPO(ランディングページ最適化)を行う、という考え方もありますので、何処から見られても使いやすいサイト設計を目指しましょう!
ここまで書いて、僕のブログがそもそもLPOを全く出来ていない事に気付きました(汗)
・・・頑張ります(笑)
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