Googleの4月下旬からウェブマスターツールに
あなたのサイトのURL: 停止している可能性があります
というメッセージが届き始めた方は増えているのでは無いでしょうか?
私が見ている範囲ですと、4月27日から上記のメッセージが届いているサイトが増えています。
多くのサイトはECサイトですが、それ以外のサイトもありました。
ソフト404エラー処理後のウェブマスターツールへの通知
ECサイトに多い印象のあるソフト404エラーですが、かなりの精度で理解されている様子で、インデックスから消えています。
また、以下のメッセージがウェブマスターツールに届く様子です。
大量のページが404などでアクセス不可になった際に、サイトに問題が無いかどうかを確認してもらう目的で送るメッセージですが、ソフト404がハード404と同じ扱いをされる様になった事で、一気にインデックスされていたソフト404ページが消えた事がメッセージ送付の原因でしょう。
ソフト404ページの見分け方
Googleはどうやってソフト404エラーページを判断しているのでしょう?
色々なソフト404エラーページを見てみましたが、特にフォーマットは統一されておりません。
しかし、きちんと判別はしている様子です。
個人的に誤検出を探す目的で、ウェブマスターツールを見てみたのですが、そういった形跡は発見できませんでした。
僕のイメージでは、新しいアルゴリズムがリリースされた直後は誤検出も多いだろうと思い、目を光らせていたので、意外な精度の高さにビックリしています。
具体的な画面を紹介は出来ませんが、具体的に見つけたものは、
- 類似商品へのレコメンドが付いているタイプのソフト404エラーページ
- トップページへのリンクが付いているタイプのソフト404エラーページ
- サイト内検索が付いているタイプのソフト404エラーページ
- ごく普通(何もリンクが無いタイプ)のソフト404エラーページ
です。
これらは全てソフト404エラーページとして認識されており、ハード404エラーページと同様の扱いとされておりインデックスから消えていました。
要注意!ハード404エラーページ
ソフト404エラーページにレコメンドやトップページへのリンクを付けるなど、工夫を凝らしているサイトに良く見られた特徴を挙げておきます。
ご自身のサイトで、同様の状況が見られた場合は早急に対処して頂くことをお勧めします。
気になったのは以下の2点になります。
・ハード404エラーページがデフォルトのままになっている。
上記は古いIEの404エラーページの画像ですが、要するに404エラーのページがデフォルトになっており、ソフト404エラーの時に使用していた、素晴らしい404エラーページが適用されていない、というもったにない状況になっていました。
・存在しないページヘのアクセスは全てトップページへ返す。
サイト内の設定でミスを犯して設定したリンクが切れているにも関わらず、そのリンクをクリックしてトップページへ何の説明も無くリダイレクトされたらどう思うでしょうか?
僕ならあまり良い印象は受けません。
ここは適切なエラーページを表示すべきでは無いでしょうか?
せめて、一旦エラーページを表示させてからリダイレクトする方が親切だと思います。
今回の記事のまとめ
どうしてもソフト404エラーが気になって、かなり短い感覚で2記事アップしてしまいました。
以前、ECサイトの品質に関わると思い、躍起になって対応したケースがあったので、僕の中で今回の更新は大きなものだと感じている様子ですw
ソフト404エラーページの取り扱いの変更は凄いですね。
ペンギンアップデートについての記事も書きたいのですが、ありがたい事に実感があまり無いので、それ以上に気になってしまっていた上記の記事を先に書きました。
エラーページ1つにも手を抜かない事は大切だと思います。
素晴らしいエラーページ一覧を特集したサイトを見つけましたので、参考にしてみて下さい。
「細部にこそ神は宿る」という言葉がありますが、Webサイトにおいても細部に拘りたいものですね。
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