先週の土曜日(2012年6月16日)にウェブ解析×リスティング広告成功の鉄則セミナーへ参加して来ました。
札幌に第一線でご活躍されている方が来てくれる、というのは、個人的に凄く嬉しく思います。

セミナーのレポートと感想をブログ記事にさせて頂くご許可を頂きましたので、感想と交えて記事にしたいと思います。

第一部 出版記念講演「収益をあげ続けるウェブ解析」

江尻俊章さん(株式会社環代表取締役、JWDA理事)が講師となり、主にWebの役割と収益構造についてお話頂きました。

全体の概要とWebマーケティングの必要性

トレンド分析や、ソーシャルメディアやブログに代表される、ソフトウェアの拡大、また、スマホ、テレビ、デジタルサイネージに代表されるハードウェアの拡大に伴い、パソコンの前のユーザーの事だけを考えていれば良い、ネットの時代は変わって来ています。

これらから導き出される、ユーザーとコンタクトをする場所の拡大、ロケーション、行動を意識し効果を最大化しなければなりません。

今までの作れば売れた(ちょっと誤解があるかも知れませんが。。)ウェブの時代から、ウェブ以外の事も考えて制作を行わなければいけない時代へとシフトしつつあるのです。

自分が納得するものさえ作れれば、売上は上がりますか?
とりあえず作っておけば、勝手にウェブサイトが収益をあげてくれますか?

この辺りの事を中心に約1時間の時間でお話頂いています。

作っただけでは意味が無い?

僕らはきっと「サイトを作っただけでは収益は上がらない」事は知らず知らずの内に意識しているハズです。

だから「こんなサイトじゃ意味ないよ」といった声を聞くことがあるのです。
自分がユーザー目線になった時に、そのサイトでコンバージョンをしないのです。

ウェブマーケティングの重要性

そもそもウェブの収益とは何だろう?
という根本から考えていきます。
ここは、実際に考えて発表するワークショップも行われました。

次に収益を上げるウェブサイトを作る為に、マーケティングが大切だというお話に移ります。

せっかくのサイトが、マーケティングに基づかないだけで、大きく損をしている、そんな状況を無くす必要があります。
誰に、何処で、どんな方法でアピールすることが大切なのか?
Webサイトを制作し公開した後で、足りなかった部分は何処なのかを把握し、更にブラッシュアップする事で、収益を上げる仕組みと構造を作っていく、というお話でした。

特に制作側に長くいた僕には、耳の痛いお話でしたが、SEOに携わる様になって、マーケティングの大切さを、より痛感する様になった事で、今の自分と重ねてお話を聞くことが出来ました。

提案はあくまでもお客様目線で

少し事例を公開して頂けて面白く感じたのですが、あるサイト制作の見積もり依頼を、見積依頼サイトに出した時の、各社のお見積りの概算の出し方と、ポイントの記載についてが面白かったです。

そして、僕自身も過去に行なっていた、重要な事が抜けている事に気付かされました。

殆どの会社は、システム○万円、デザイン○万円、、ディレクション○万円、ディスカウント○万円。
といった形で書いていています。

これは、制作する側から見ると工数の計算を行なって、お見積りを出しているので分かりやすく感じます。

でも、発注する側から考えてみましょう。
ディレクションって何でしょう?
システムで何が出来るのでしょう?
それを行うことで、どんなメリットがあって、どれ位の収益が見込めるのでしょう?

そうです。メリットが分からないんですよね。
殆どの会社から、同じような内容で返信があった場合、価格競争になってしまい、安い所が勝つ傾向になってしまうのでは無いでしょうか?
すると、制作する側も不利ですよね。
安い金額で受注せざるを得ないので、キツイ価格競争の只中に置かれてしまいます。

サイトを制作する効果について、キチンと説明出来る事で、ウェブの効果と、それに見合う対価を、理論立てて説明出来るのでは無いかと思います。
Web担当者側の目線で言うと、上司の説得がしやすいと思います。

自分たち目線で出してしまいがちなお見積りに一工夫する事で、価格以外の価値提供が出来る、という面白い事例でした。

他にも、色々とありましたが、阿部さんのセミナーと重複する部分もあり、全てを書く事は出来ませんので、一部抜粋して紹介致しました。

今回の記事のまとめ

想像以上の長さになってしまったので、2回に分けて紹介する事にします。。
ちなみに、今回紹介させて頂いた江尻さんのセミナーは1時間弱だったので、3時間弱だった阿部さんのセミナーレポートは更に分割しなければ、いけない可能性もありますね。

本当に良いセミナーでした。
次のレポートは金曜日にアップ予定です。

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 自己責任で、掲載情報を参考にして頂ければと思います。