手動対応が取り消されました

一時期、かなり多かった不自然なリンクに関する警告対応も、最近ではかなり減って来た気がします。
ただ、無くなった訳ではなく、たまに対応する事があります。

今回、あまりリンクを外せなかったにも関わらず、手動ペナルティが解除された珍しい事例がありましたので、ご紹介したいと思います。

3割程度の自演リンク外しで警告が解除された?

2012年8月1日に不自然なリンク警告を受けたサイトがありました。

不自然なリンクに関する警告

何度か記事にしていますが、こういったサイトの場合、ウェブマスターツールの最新のリンク等からリンクプロファイルを確認し、自演リンクなどを洗い出します。

確認したところ、約150ドメイン・1000リンクが、恐らく不自然なリンクだろう、と判断しました。
警告を受けている割には、それほどリンクの数が多い方では無いかな、と思います。
ワードサラダや、関連性の無い記事のフッターからの大量発リンクなどが多くありました。

警告解除をする為には、これらの不自然なリンクを外すことが必要になります。

ただ、リンクを解除する事が出来たのは
150ドメイン中50ドメイン
1000リンク中400リンク

程度でした。

微妙な数しか外せませんでしたが、多少は不自然なリンクを外す事が出来たので、2012年8月22日に再審査リクエストを送りました。

再審査リクエスト

正直、この状態では再審査リクエストをしても、リテイクを受けるだろうな、と考えていましたが、2012年8月29日に手動の対応が取り消されました。という返信がありました。

手動対応が取り消されました

外せないリンクがある事は、再審査リクエストに記載しましたが、3分の1程度しかリンクを外せなかったのに、再審査リクエストが通ったのは初めてでした。

外せなかったリンクの評価はどうなるのか?

僕の感覚なので、あくまで参考程度にして欲しいのですが、最低でも7割から8割程度は、こちらで認識している自演リンクを外さなければ、ペナルティが解除されないイメージがありました。
サイトによっては、残り1割のリンクが外せずに、ずっとリテイクを繰り返す。。という事もあります。

今回の場合、Googleが、たまたま、外せたリンクだけを不自然なリンクと認識していたのだろう、と理解していますが、正直かなり驚きました。

残りのリンクについて、Googleがどう認識しているのかも気になります。
現在も不自然なリンクは残っているのですが、今のところ再警告は来ていません。
(まだ警告解除から2週間程度なので、今後警告を受ける可能性はあります)

順位に関しては、多少下がった程度で、警告解除後は少し順位が上向きになったかな、と感じる程度です。

残った不自然なリンクを外す手段が無いので検証出来ませんが、残った不自然なリンクを外した時の順位変動が気になります。

先程も書きましたが、さすがに今回のサイトの場合は、偶然中の偶然なのかな、と思います。
面白い事例だったので記事にしましたが、ちょっと自演リンクを外した位で警告が解除される事は希だと思いますし。。

今回の記事のまとめ

今までの不自然なリンク警告を受けたサイトの対応をしていると、多少リンクが残ってしまう事はありました。

僕は勝手に、残った自演リンクの評価なんてゼロにされているだろう、と考えていたのですが、これはGoogle以外は正確な所は分かりません。

リンクに関する情報なので、恐らく今後も、憶測する以外に知るすべは無さそうですね。

余談ですが、今回、記事中に再審査リクエストと、その返信の日付を記載しました。
数ヶ月前と比べて、かなり返信が早くなったな、と感じています。

以前、再審査リクエストが混み合っていて、完了までかなり時間がかかる、といったアナウンスが出ていましたが、そういった状況は既に解消されているのでしょうか。

スムーズな返信は、ウェブマスターとしても嬉しいですね。

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