以前、期間限定ページは掲載期間終了後インデックス削除などを適切に行った方が良いという内容を記事にしました。
そこで、unavailable_afterタグの使用方法についても記載しています。

その記事を書いた後に、質問を頂きましたので、それについて回答する形でお答えしたいと思います。

削除したページに付いていたリンクはどうなるのか?

質問内容
期間限定ページにリンクしてくれているサイトがいくつかありました。
ページを削除してしまったら、それらのリンクの価値は無くなってしまうのですか?
こんな場合はどうすれば良いのでしょうか?
期間限定ページを削除した所、ウェブマスターツールに404エラーが1件、表示されました。
これが原因で順位が悪くならないか心配です。

確かに気になる、と言えば、気になる所ですよね。
こういった場合の対処方法例について記載したいと思います。

404エラーでランキングは下がるのか?

まずは、この部分について記載しておきます。
結論から書きますと、ウェブマスターツールの404エラーの項目の数が多いからと言って、そのサイトの順位に影響はありません。

ただし、自サイトの内部リンク先が間違えていて404エラーが出ている場合は修正しておきましょう。
404エラーページへ発リンクしている、というのは、順位どうこうの前に、ユーザーにとって親切ではありません。

404エラーページへのリンク評価を無駄にしない為にはどうすれば良いのか?

一番良いのは、リンクしてくれているサイトの管理者の方へ連絡を取って、リンク先を修正してもらう事です。
ただ、これは大変ですし難しい場合もあるでしょう。

自分のサイト内だけで完結したい場合は、サイトの状況に合わせて何らかの措置を行いましょう。
最も良いのは301リダイレクトだと思います。

削除したページへのアクセスがあった場合、代替となるページへ301リダイレクトします。
この方法ですと、削除されたページへのリンクの評価を受け継ぐ事が可能です。
ただし、代替となるページがある場合に有効な手法です。
トップページなど、何かしらの関係しない別ページへリダイレクトさせる事も可能ですが、何でもかんでもトップページへリダイレクトするサイトは、ユーザーに好まれない可能性もあります。

たまに見かけますが、僕は何でもトップページへリダイレクトする、という方法は好きではありません。
サイトやページにもよりますが、カスタム404エラーページを準備して、類似コンテンツへのリンクを示し、ユーザーへ選択させる方が望ましい可能性もあります。
というより、僕はそちらの方が好ましく感じます。

今回は質問の趣旨に沿って、「リンクの評価を諦める」という選択肢は含めずに答えています。
通常、2度と類似するコンテンツを作る予定が無い場合は、404エラー、もしくは410エラーを返すのがルールです。

余談ですが、スペルミスなどによるリンクミスが見つかった場合に、301リダイレクトで正しいページへ導く、という方法は、リンクしてくれた方へもユーザーへも自身のサイトにとってもプラスになると思います。
スペルミスが起こる位、ややこしいURLを生成しない様にする、というのも大切ですが。。

今回の記事のまとめ

Web担当者Forumにピックアップされた影響か「期間限定ページなどを検索結果から取り除き適切な対応を」の記事は沢山の方に見て頂くことが出来ました。
ありがとうございます。

ただ、削除してしまったページのリンク評価について疑問を持たれた方がいらっしゃった様で、ご質問を頂いたので、許可を頂いて質問と答えを記事にさせて頂きました。
リンク評価の引き継ぎを考える、という視点はSEOを行う上で素晴らしい事だと思います。
そこに気付かない場合も多くあると思います。
ただ、リンクにばかり気を取られてユーザーを置き去りにするのは違うかな、と思います。
SEOとユーザーを天秤にかけなければいけない状況になった場合、僕はユーザーを選ぶことをお勧めします。

記事の内容と全く関係ありませんが、記事をここまで書いてから、ウェブマスターツールヘルプに、ほぼ、同じ事が書いてあるページを見つけてしまいました。。
これに気付かなかったのは、僕の勉強不足ですね。。

参考
404(ページが見つかりません)

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 自己責任で、掲載情報を参考にして頂ければと思います。