色々なサイトを見ていると、終了したキャンペーンページが、そのまま検索結果に出てしまっており、あまり良くないな、と思うことがありました。

Googleはインデックス能力は凄まじく、1度インデックスさせたページに関しては、そのまま放置しておいても、インデックスから消えることは、まずありません。
重複コンテンツや、質が低い、と見られている場合はその限りではありませんが。。w

今回、意外と忘れがちな期間限定ページのインデックス制御などに役立つタグを紹介したいと思います。
ちなみに、このタグ自体は2007年に登場し紹介されているものですが、その後、あまり紹介されている様子も無かったので、改めて取り上げようと思いました。

バナーやリンクを外すだけでは検索結果から消えません

意外と勘違いされている方も多いと思うのですが、サイトからバナーを外したり、内部リンクを削除するだけでは、検索結果から消える訳ではありません。
そのページに合致するワードで検索されたら、リンクを外したページでも、検索結果には出てきます。

該当するページを消しただけでも、しばらくの間は検索結果には出てくる可能性があります。(もちろんページが無ければ404エラーページが返されます)
更にキャッシュの制御を行なっていない場合は、キャッシュボタンを押すと、キャッシュが表示されて中身が見える可能性もあります。

存在しないページが検索結果に表示される状況、というのは良くない場合が多いと思います。
せっかく探してくれたページが404エラーだったら、期待を裏切られたと思われて、そのサイトへの不満が大きくなってしまうかも知れません。

こういった、状況はサイト運営上避けたい所ですので、これから紹介する機能を使って、是非ともユーザーに余計なストレスを与えないサイト運営の手助けにして下さい。

unavailable_afterを使用してインデックス制御を行う

2007年にGoogleはunavailable_afterというタグのサポートを開始しました。
このタグを用いる事で、指定期間終了後クロールとインデックスを終了させる事が可能です。

例:2012年9月30日0時以降クロールとインデックスを終了させる記述方法
<meta name=”googlebot” content=”unavailable_after: 30-Sep-2012 00:00:00 JST”>

JSTとは日本標準時間を表します。

この記述をするだけです。
簡単ですよね?

一応、注意点として挙げておきますと、僕が試した限りでは、インデックスから消えるまで1日程度かかりました。

unavailable_afterを使ったとしても後処理はしましょう

unavailable_afterを使ったとしても、サーバー内からページを削除しておいた方が良いでしょう。
ステータスコード404が返された時にGoogleはページの削除を認識します。
その状態がしばらく続くと、本当にGoogleからページの情報は消えます。

先程も書いた通り、リンクを削除しただけではGoogleのインデックスからは取り除かれません。
また、サーバー内からページを削除され、ステータスコード404が返されたとしても、数日間は、検索結果に出て来ます。
検索結果から完全に取り除く為には、相応の対応が必要だ、という事を覚えておきましょう。

消し忘れを防ぐ保険的な意味で考えても良いかも知れません。
終了したキャンペーンページ消し忘れサイトより格好悪くは無いと思いますw

まずは、ご自身のサイトのサーバー内に、終了したキャンペーンページが残っていないかどうか、も確認した方が良いかも知れないですね。
また、代替ページ(類似キャンペーンなど)が存在する場合は、そのページにアクセスがあった際に、新しいページへ301リダイレクトさせるの良いかも知れません。

この辺りは、ページの特性に合わせて使い分けて下さい。

ただし、何でもかんでもリダイレクトさせるのは逆効果だと思います。
全く内容の違うページへリダイレクトされたら、ユーザーはサイトへ不信感を持つ可能性もあります。

今回の記事のまとめ

年末になり、イベントが多くなった影響か、去年のクリスマスキャンペーンや、年末感謝祭的なページが、普通に検索結果に表示されているのが気になっていました。
そういったサイトを見てみると、数年分のキャンペーンページが残っている事も少なくありません。

イベントページを作るのはとっても大切ですが、そのページがずっと必要とは限らないですよね?

インデックスの制御やリダイレクトなど、SEOというよりユーザビリティを意識しているなら、出来る事は沢山あるはずです。
適切なキャンペーンページを検索結果に表示させる為にも、ページ削除し忘れによる、終了キャンペーンページの無駄な露出を防ぐためにも使える機能は効率的に使いましょう。

冒頭にも書きましたが、unavailable_afterは2007年に登場しています。
既に紹介されておりますので、以下の情報とウェブマスターツールヘルプも見ておきましょう。

参考

※本ブログに記載されている情報は、私の見解に基づく場合が多々ございます。
 掲載記事を参考にした事による損害については、その責任を負いかねます。
 自己責任で、掲載情報を参考にして頂ければと思います。