SEOには、マイナスを取り除く最適化と、プラスの部分を作る最適化があると思っています。

マイナスを取り除く最適化は、主にサイト内のマイナス要因を取り除く最適化です。
逆にプラスの最適化は、今までサイトに無かった新しい価値を追加する作業の事だと考えています。

僕の考えですが、マイナスを取り除く最適化に関しては、本来されるはずだった評価が適切にされる状態になっただけだと考えています。
適切に検索エンジンからの評価が得られている状態を作り出す状態ですね。

ただ、競合が増えた事で、プラスの最適化がより求められるようになったと考えています。

マイナスを取り除く最適化とプラスの最適化

冒頭にも書きましたが、マイナスを取り除く最適化とは、言わばサイトの弱点除去です。
今、評価がマイナスになっている部分をゼロまで持ち上げる作業の事を言います。

例えば、

  • 隠しテキストの除去
  • titleタグの重複改善
  • 重複する内容のインデックス制御
  • 大量のリンク切れ修正
  • キーワードスタッフィングの除去
  • 無差別相互リンクの削除

などが、それに当たります。
これらの要素を改善しなければ、その分、Googleからマイナスの評価を受けてしまいます。
あまりにも酷い状態になると、検索順位が大きく後退する要因にもなりかねません。

これらを改善するだけで順位や検索流入が増加した、という場合、サイトにマイナス要素が多く、それを取り除いた事で、本来されるべき評価をされる様になったと考えています。

つまり、マイナスがゼロになっただけ、という事ですね。
これだけでも、検索流入が一気に増える場合があります。

マイナス評価を受けていた勿体無い状態だったという事ですね。

今は、多少のマイナス要素があってもサイトの状態を適切に評価してくれる、と言われていますが、それでも完璧ではありません。
特にガイドラインに抵触するマイナス要因は大きなランクダウンに繋がっているかも知れないのです。

一方、プラスの最適化とは、これまでサイトに無かった価値を追加する最適化です。
コンテンツ追加、スニペットの改善、リンクベイティングなどはプラスの最適化に該当すると考えています。

正直、今後のSEOに関しては、この辺りを重点的に対応しなければ、厳しくなるのかな、と思っています。

特にコンテンツの追加に関しては、軸キーワードの順位だけでは無く、新たなキーワードからの流入をもたらしてくれる可能性もあります。

SEOに関しては、色々なキーワードで見つけてもらって、顧客に認知してもらう、という事が大切だと思っています。
その意味でもコンテンツ追加は大切ですね。

また、Googleは外部からのリンクを非常に大きく評価しますので、リンクベイティングを考える事も大切です。
リンクベイティングは、特定の方法がある訳ではありませんが、サテライトサイトの運用も1つの方法だと思いますし、注目が集まるような企画ページを作るのでも良いでしょう。

リンクをさせる動機を作る、という考え方は持っておく必要があります。

マイナスをゼロにして終わり、にならない様に

どちらの方が重要、という事は勿論ないのですが、今以上のステージに進む場合、必要になるのは、プラスの最適化である場合が多いと思っています。

以前記事にした、ECサイトの事例は正にプラスの最適化がはまった事例ですね。
マイナス要素もありましたが、効いたな、と実感がもてたのは、プラスの最適化の方です。
そのサイトは今、1ランク高いレベルの悩みを何とか解決しようとしている状態です。

SEOは、サイトの評価のプラスを1つでも増やす事だと思っています。
なので、明確に終わりが無いとも言えます。(区切りはあって良いと思いますが)

サイトの弱点を除去して終わりなんて、まだまだスタートラインに付いただけです。
様々な指標を見ながら、プラスを増やしましょう。

今回の記事のまとめ

マイナスを取り除くだけだとゼロ。
そこに何らかの価値を追加して初めてプラスだと思っています。

これ以上、サイトを良くするのが無理だと思った方は、ユーザーが流入しているキーワードで検索して、目視でライバルサイトを確認したり、知恵袋サイトを見て、ユーザーが何を欲しているのか、改めて確認してみてください。

きっと、プラスを作るヒントが見つかると思います。

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